アクセス解析
夢散歩

2001年08月29日(水) 錆びたトランペット

東京にいる弟が2日だけ戻ってきて、自分の部屋を整理していたら、わたしのトランペットが出てきました。こう書くと、わたしはトランペットが吹けるように聞こえるかもしれませんが、もはやさっぱりなのです。というか、しまい込んで見つけられずにいたトランペットは錆び錆びで可哀想な状態でした。
「捨ててもいいよね?」と聞かれ、即答できませんでした。そして、捨てないことにしました。
小学生の時のものです。5年生から鼓笛隊に入ることになったわたしは、アコーディオンを持たされました。これが、嫌だったのですねぇ・・・(苦笑)
肩は凝るし(小学生かい?)、重いし、お腹は暑いしと思いつつ、1年間は我慢しました。6年生になったとき、先生に直訴しました(笑)小太鼓がやりたかったのです。あれ?小太鼓も、重いし肩凝りそうなのに(笑)でも、あれに憧れていたのです・・・。ところが、小太鼓は先生に却下されました。で、本当は、心の奥底では、ずっと憧れていたトランペットのことを試しに口に出してみました。トランペットは、学校のものではなく、買わなくてはいけないので、それもあって躊躇していたのです。ところが、先生は考えた末、やってみてもいいと言ってくれました。
あとは、トランペットを買ってもらわなくてはいけません。嘘をつきました。トランペットは花形だけど、他に出来そうな人がいないから、先生がやれと言っていると!
見事トランペッターとして(笑)鼓笛隊に参加したわたしは、当時演奏していた何曲かは確かに吹けたはずです。でも、たまに高音は出なくてごまかしていたようですが。でも、一番大きい運動会?か何かの演奏中にグランドにマウスピースを落としてしまい、半分以上吹く真似をしていた辛い思い出もあります。
その後、マウスピースを買いかえたお金を分割でお小遣いから引かれたというもっと辛い思い出も・・・。
そんなことが頭をよぎったら、もう音が出るのかも定かではないこのトランペットを、とても捨てられない気がしてしまったのでした。
落ち着いたら、磨いてみよう・・・・・。


 < 過去  INDEX  未来 >


夢路 [MAIL]