サリーの長年の居場所が庭をひっくり返した都合で変わりました。 新しい場所は、寝床に出来るふかふかの草のベッドもあるし、掘りたいだけ掘れる土もあるし、背伸びする塀もあるし、雨よけになる大きな木もあります。 北風は塀で直接あたらないし、日当たりは良好。もう、言うこと無しの一等地です。前の場所にも木はあったのですが、枝が高かったので、この間違いは起きませんでした。今回の木は、低いところから枝があるのです。これがいけなかった・・・。 サリーは雷が大嫌い。まあ、犬はみんな嫌いですよね、雷。人間の耳には微かに聞こえるくらいのゴロゴロのときから、もうキュンキュンと泣きだし落ち着かなくなります。これが今にも落ちそうなくらいの爆雷になったら大変です。いくら木が危ないといっても木の側をうろうろして絶対小屋には入らないのです。でも、前もそうだったから、ずっとかまってもいられないので、放っておきました。そんな雷の晩、激しい雨と雷鳴の中、サリーのキュンキュンはずーーーっときこえていました。でも、真夜中です。いつもなら誰かがみに行くのですが、庭をひっくり返している関係で、サリーの所にたどりつくまでの足場が悪すぎ、海になっているので、びしょぬれのドロだらけになるからと、一番遅くまで起きているわたしも、仕方なく放っておくことにしたのです。そのうちキュンキュンはきこえなくなった気がしたし。翌朝、、、。可哀想だけど、笑ってしまった。濡れねずみのようにしょぼくれ顔のサリーは、まるでコアラのように木の上で鎖がからまり動けなくなっていたのです!4本の足のつま先で、必死で細い枝にしがみついていました。写真を撮っておけばよかったと思うくらい、サリーごめん、笑ったねーーーわたしは。 でも、これだけの思いをすればもう木に登ってジタバタしたりはしないだろうと、思ったわたしがバカでした。今夜は雷もきこえないのに、さっきまた泣くから行ってみたら、またまたコアラになっていました!!!サリちゃん、ちょっとは学習しておくれよーーー。きょうは何が怖かったの???
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