小さい頃から息子の足の裏にホクロがあったの。 足の裏のホクロはガンに変わる可能性があるから良くないって聞いてたんだけど 大きくなって足も大きくなるにつれてホクロも伸びて色も薄くなっていったから いつか消えるだろうってだんだん気にしなくなっちゃったのね。 それがこの間、足の裏を見て息子が言うのよ。 「ホクロがこんなとこにもできた」って。 見てみたらホクロほど黒くないんだけど、茶色いシミみたいなのが新しく3つできてるの。 なんだかイヤ〜な予感がして病院に行ってみようってことになって。 前に息子の友達のお母さんに「足の裏にホクロがあるんだ〜」って話をしたら 「うちのお兄ちゃんもあったから取ったのよ」って言ってた人がいて どこの病院に行ったのか電話で聞いてみた。 そのお兄ちゃんは1個だけなんだけど必ず地面につく所にあるっていうんで まぁ学校もあるしってことで夏休みになるのを待って手術をしたんだって。 手術って言っても麻酔して、切開してホクロを取って、2,3針縫って、 その日のうちに帰ったっていうことだったんだけど、10日ぐらいは全然歩けない生活だったそうな。 いろいろと話を聞いて、病院も教えてもらって 取ることになったら多分大学病院の紹介状を書いてくれると思うよって言われて。 そしておとといの夕方、病院に行ってきたの。 そしたらね、足の裏を見た途端に「ぅわ〜、こりゃ・・・」って言われたのよ。 「中学に入ったばっかりか〜」とか言いながら 「1個だけなら夏休みになってから取るんでいいんだけれど こんなにあっちこっちに出来てるとなると、早く取った方がいい」って。 息子の前だから「悪いモノなんですか?」って聞くわけにもいかず、 息子自身も「早い方がいい」とか言われちゃったもんでそれだけでビビってるのがわかる。 友達のお母さんが言ってたとおり○○教授宛の紹介状をもらって帰ってきた。 それからもう悶々としちゃってね〜・・・。 悪いことばっかり考えちゃうのよ。 小さい時に取っちゃっとけば良かったな〜から始まって 友達のお兄ちゃんは1個だからその日のうちに帰れたけど、4個もあったら入院かな〜とか もし悪いモノだったら根こそぎ取るとか言って足を切断ってことにはならないかな〜とか これからつらい毎日が続くのかな〜とか・・・。 紹介された○○教授の診療は金曜日だけってことで おととい(水曜)に病院に行って、昨日は1日ものすごく暗かった。 息子も、手術となるとしばらく歩けなくなっちゃうってことでかなり不安だったみたい。 お兄ちゃんが手術したっていうその友達から「すっごく痛かったらしいよ」って いらん情報ももらってきちゃったし(苦笑)。 でも精一杯おちゃらけてるのがわかるのね。 「入院かな〜?」って言うから 「すぐ帰れるでしょ」なんて気休め言う気になれなくて 「そうかもね」って答えたら 「やだな、朝倉いずみ(ナースのお仕事)みたいな看護婦に当たっちゃったら」なんて言ってる。 そうかと思うと「しばらく動けなくなっちゃうから、手術の前に最後にキャッチボールしてね」 なんて言われちゃうし。(自分の部屋へ行ってひっそり泣く私^^;) イヤなことばかり考えてしまうので、昨日は飲んだくれて早々と寝ちゃいました。
で、今日。 予想してたこととは言え、なんで大学病院はあんなに混んでるんだっっっ! 病院の待ち時間ってのがまたいらんこと考えちゃうんだよね〜。 息子もゲームボーイやりながら待ってたんだけど 全然集中できなくて失敗ばかりで「ちっ!」の連発。不憫。 ようやく名前呼ばれて足の裏見せたら 「これは〜〜、別に取らなくていいでしょう」って。 もっと黒々してるのは考えなくちゃならないけど これぐらい色が薄いのはこのままでいいってことでした。 もちろんだんだん黒くなったら取らないといけないみたいだけどね。 あまりにあっさり言われたもんで拍子抜けしたけど でも最悪のことも考えてただけに、母は安心感からウルウルしてしまったのでした。 手術はしょうがない。ガンじゃなきゃいいや。って思ってたので 取らなくていいと言われたらそりゃ〜もう泣くでしょ(笑)。 ホントにいろんなこと考えちゃってたからね。 手術してから10日はつきっきりで世話をしなくちゃいけないから いいとものハガキ当たっても困るな。 ランチやディナーの約束もキャンセルだな。 もしもガンだったら看病の毎日でコンサートはもう行けないな。 でも「いいよ、1日ぐらい気晴らしで行っておいで」って夫が言ってくれないかな(爆)。 ・・・な〜んて「そんなバカな」なことやら、 学校はどうしようとか万一の時は仕事やめようとかいう深刻なことまで。 今となっては笑い話。 今となっては・・・って、たった2日やそこらだけどさ(笑)。 とにかくたいしたことなくて心からホッとしました。 SMAPばっかりで子供は二の次って思われてたけど(自分でもそう思ってたし(笑)) やっぱり私は母親だったわ!と実感した今回のホクロ騒動でした。
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