今回、初めて玲子さんのコンサートに行く機会に恵まれた。会場はＮＢＣ内にあるビデオホール。いいかげん古いしキャパも３００人ほどだが、客席の傾斜が強めでステージが近く見え、なかなかいいホールだと思う。


　本番前に楽屋にお邪魔した。玲子さんはステージ用のメイクと衣装で、なんだかいつもと感じが違うなーと思っていたら、「きょうの私はラジオの私とは違う、アーティストなのよん」とおっしゃった（笑）。でも「舞台からムラヤマ〜！と呼んだらちゃんと答えなさい」と命令もする、いつもの玲子さんであった。ちなみに私は普段、玲子さんからは「ムラヤマ」と呼び捨てにされることが多い。なんとなく嬉しい（！？）。

　さて、コンサートは玲子さんのサバサバしたトークもあり、アットホームな楽しいものだった。コンサート時間も、２回のアンコールを含め２時間４０分にわたり、大サービスだった。そもそもこれだけの構成のコンサートを３００人規模のホールでやること自体、採算度外視ではないかと思われる。それだけ、玲子さんの「ふるさと長崎」へ寄せる思いが深いということなのだろう。


　こんなことを私がコメントするのは失礼にあたるかも知れないが、改めて「歌が上手いひとだなあ」と思った。兄妹だけあって声質はさだまさしさんに似ているが、女性である玲子さんは、お兄さんよりもさらに１段階高い声が出せる。その幅広い表現力は本当にすばらしい。これからもっともっと評価されるべきボーカリストだと思う。


　９月に発売される３年ぶりのニューアルバムは絶対買おう、と思う、ムラヤマであったのだ。

　

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