2011年02月16日(水) |
『英国王のスピーチ』 |
ジョージ6 世(コリン・ファース)は、幼い頃から吃音というコンプレックスを抱えていた。 厳格な父はそんな息子を許さず、様々な式典のスピーチを容赦なく命じる。 ジョージは妻のエリザベス(ヘレナ・ボナム=カーター)に付き添われて、何人もの言語聴覚士を訪ねるが一向に改善しない。 ある日、エリザベスはスピーチ矯正の専門家・ライオネル(ジェフリー・ラッシュ)のもとへ夫を連れていく。 ライオネルは、診察室では私たちは平等だと宣言、王太子を愛称で呼び、サポートをする。 1936年、ジョージ5世が亡くなり長男のエドワード8世(ガイ・ピアース)が即位する。 そんな中、かねてからアメリカ人で離婚暦のあるウォリス・シンプソンと交際していたエドワードが王位か恋かの選択を迫られる。 彼は恋を選び、ジョージは望まぬ座に就くが、大切な王位継承評議会のスピーチで大失敗。 ナチスドイツとの開戦直前、不安に揺れる国民は王の言葉を待ち望んでいた。。。
オスカー受賞したことで注目作品でしたが、個人的には、『ソーシャル・ネットワーク』の方がインパクトが強くて上だったかなぁ。
コリン・ファースもヘレナもジェフリー・ラッシュも、みんなみんなとっても上手! 上手なんだわ。
ジョージの苦しさや孤独感は非常によく伝わってきます。 コリン・ファースは完璧に演じていると思う。
ただ、チョットしんみりしすぎているというか…私には少し退屈に感じてしまいました。
ジョージ6世とライオネルの距離の縮まり方や、2人が信頼関係を気づいていく様子、心が通い合っていく様子などなど、この辺りがもう少し密に描いてくれてあったらなぁ。
多分、ライオネルの立場よりで見ている人が多いんじゃないかなぁ?と思うんだけど…。 まぁ、「ジョージ6世の気持ちに立つ」っていうのがなかなか難しいことだからね(笑)。
ライオネルの気持ちや感情は凄く伝わってくるので、その思いに対するジョージ6世の思いがもう少し濃厚に描かれていたら、より感動できたかもしれません。
ジェフリー・ラッシュがとても良いです。 あの、ちょっとハスキーな声も役柄とよく合っていました。
しかし、イギリス王室って昔から不倫やらなんやらいろいろあるのね。
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