タマちゃんの毎日
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2005年06月18日(土) |
学校では教えてくれないこと。 |
最近、よく長男とトランプをする。
トランプをする時は、必ず2つの約束を守らせる。 一つは、自分のカードを相手に見せてはいけない。 ゲームが楽しくなくなるからだ。 そしてもう一つは、ゲームに負けても決して泣いてはいけない。 ゲームに勝つことにこだわって、自分とトランプをしてくれた相手に対して『ありがとう』という気持ちがもてないようなバカなヤツとは、母はトランプはしない。
私が幼かった頃、父としょっちゅうトランプをした。 パソコンもゲームボーイも無かった時代、トランプの存在は大きかった。 幼い私に対して、父は容赦なかった。つまらない『手』を打つと、 「やめじゃ、やめじゃ」と、カードをばらまいた。 トランプをする時の父の口癖は、 「相手のカードをよめ!」だった(むちゃゆーで、このおっさん)。
当然、私は精神集中して興じた。学校の授業より真剣だ。 出せるカードがあるのに、無いふりをして相手を騙す。 相手が持ってるカードをよむために、今まで出したカードを記憶しておく。 必死で戦って、父に勝ったときは、 「たまきに負けたわーーー」と、父はうれしそうに笑った。
私が帰ってくると、長男はトランプを持って待っている。 家事や用事がないと、どんなに仕事で疲れていても、一緒にトランプをする。長男は、毎日の修行のおかげで、だんだん、上手になってきたぞ♪ 約束通り、どんなに負け続けても決して挫けない。 そして、今日は私の惨敗。 「○○(長男の名)に負けたわー」と、うれしくて笑った。
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