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■■■ プロレス大好きなんですけど
■■■ 2003年02月28日(金)
中学の頃からずっと好きなんですよ、プロレス。
10代の頃はよく「あれって八百長でしょ?」とか「なんで8時50分になると猪
木は延髄切りで勝つのよ!」っていう言葉に敏感でしたね。
なぜ敏感だったかっていうと、プロレスを「ボクシング・柔道・空手」等の延長
線に置いて、スポーツなのに「凶器を使ったり」「ロープに振られると素直に
戻ってきたり」するのは不自然!っていう見解に上手く反論しようとしてたん
ですね。
違うんですよ。
まず、プロであるということ
プロであることとは。 ↓ それで生活する。 ↓ (厳しい興行合戦の中で)観客を動員する。 ↓ しかもリピーターとして。 ↓ だから ↓ スリリングで興味深い演出が必要。
この過程を飛ばして会話をしようとする事に無理がありました。
プロレスファンは、「相手を怪我させても勝負にこだわる姿」を見に会場に足
を運んでいるのではなくて「いくら叩いても怪我しない所を思いっきりひっぱ
たいている姿」に「物凄く痛いはずなのに平気に戦っている」姿に感動しに行
っているんですよ。
プロレスラーは、相手と戦う前に観客と戦ってるのですよ。
今技をかけてている時も、まっ逆さまに落とされている時も、いつも自分はプ
ロであるというプライドを持って。
そこにファンタジーを感じつつ観戦するから面白い。
エンターテイメントとリアルファイトのバランスを上手く使い分けられるのが銭
の取れる(プロの)アスリートなのです。
100㌔を軽く超えた人間が2㍍近い高さから落とされて痛くないわけがない。
200㌔を軽く超えた人間に押しつぶされるのが、怖くないわけがない。
たとえエンターテイメントだったとしても。
命がけで観客と戦っている人を、ただの道化師呼ばわりするのではなくて、
「面白いから見る」でいいんじゃないかな?
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