サヨナライツカ
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2003年08月17日(日)<<<メール③

 忘れかけた頃に届くあなたからのメール。
 その短い文章と、
 たぶんあなたにとっては
 特別な意味なんてなにもない絵文字。

 それがわかっていても動揺する。

 毎日のようにメールを送ってくれる人だっているのに
 それでもまだあなたからの一通が勝ってしまうから、

 私はやっぱりこの人のことがとても好きなんだと思う。

2003年08月06日(水)<<<私が願うのは

 あのとき。
 想いを伝える機会はいくらだってあったのに
 なにも見えないふりをし続けたのは、
 あなたとの繋がりを失いたくなかったから。

 曖昧なまま遠くなっていくのはとても寂しかったけれど、
 元にさえ戻れなくなってしまうことのほうがもっとこわかった。

 はっきりさせようとすればきっと、なにもかもが終わってしまう。

 サヨナラが近いことはわかっていても、
 それでも本音を告げることはできなかった。

 昨日送ったメールは半分嘘で半分ほんとう。

 あなたと彼女の
 二人を祝福することはまだできなくて。


 いま、私が願うのはあなたの幸せだけ。

2003年08月05日(火)<<<手の届かない人

 重ねられた左手と、その薬指に光るリング。
 嬉しそうなあなたのメール。

 直視することはできなかった。

 いつか必ずこんな日がくるって、
 それくらいとっくに覚悟していたはずだったのに。

 彼女と暮らし始めるときや結婚するとき。
 なにか大きな転機を迎えるときは
 あなたから直接教えてもらいたいと望んだのは私で、
 それは確かに現実のものとなったけれど。

 もうほんとうに今度こそ、
 手の届かない人になってしまった。


 あなたじゃなければ誰だって一緒。

2003年08月02日(土)<<<好意

 いい人だと思う。とても。
 こんな人に愛されたら幸せだろうって考えたりもしたけれど、
 私の眼に映るのはやっぱりあなただけで。

 最近、プライベートで会う機会が多かったその人は
 あなたの同輩だったから、
 きっと私の気持ちにも気がついているんだろうと思っていた。
 だから安心していたのかもしれない。


 異性として会いたい。
 そんなふうに言われて初めて、どうしようと思った。
 あなたが以前、冗談めかして口にした言葉はほんとうだったんだ。

 だけどあなたへの感情を断ち切れないまま
 付き合っていくことなんてできるはずもないし、
 私のなかでその人に対する好意があるのは事実だけれど、
 それがこの先、恋愛感情にまで発展するとは思えなかった。
 あなたを忘れることなんてきっとできない。

 今度こそ、流されないように。

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