新世紀になってけっこうたちますが、どうですか。 やたらとコンビニでドラえもんフェアをやっているくらいですか。
この本で、落日や梢を揺らす風に涙するような少女のセンチメンタリズム むにゃむにゃ とありましたが どうなの。
わたくしはそれは筆者もそうであろう初老の男性(年齢はともかく)のセンチメンタリズムだと思います。 少女は最素直レベルの少女でも もう少し屈折していると思います。
筆者は昭和63年初版の本で ナウイ ダサイ と連発していました。 当時はたいへん便利な言葉だったのだとは思いますが、年月をおいて読むもののことをあまり考えにおいておかなかったのか。 少女の・・・ ことばに鈍感なひとだと思います。
でも、結構面白かったよ。
2004年02月27日(金) |
ザ・ロイヤル・テネンバウム |
●邦題の ザ は原題にもついていたかな?人の名前なんだけど。 はじまり30分は、うをっ!こりゃ面白いぞ と前のめりになり、そのうちだんだん背もたれよりかかり度が深くなる映画です。70点。
わたしもそうとう意地が悪いですが、世の中にはすごい意地悪なひとがいます。 遊戯的意地悪ではなくて、攻撃的意地悪。
悪気がなくて、の反対。 悪意の攻撃。
あるおばさま達のサークルがありまして、十年もとくになんの向上心も無く権力闘争にあけくれながら、習い事をしていました。 当然いちばんの権力者は主催者である先生です。 が、それ以外のものも、見栄や支配欲や見栄の為、長年一見なごやかな醜い戦いを繰り広げておりました。
あるとき、あるオババが入院してやがて退院して 数ヶ月ぶりでサークルにやってきました。 お教室が終わるとおもむろに先生が 「今日はおごるからみんなラーメン食べに行こう!」 と言い、その日に復帰したオババは泣きながらひとり帰りました。
オババは癌で入院していて退院後もキビシイ食事制限をしていたのです。 そして、それは本人が口にしたわけではないけれど、みんな知っていたことなのです。 先生はすっかりそのことを忘れていたのではなく、ワザと よりによって病後のひとはまず辞退しそうなラーメンを選んだのです。 だって、いつも10回に8回はファミレスでお茶&甘いものが、このオババ達の立ち寄るコースなんだもん。 そしてお教室では、みんなで最初に 元気になってよかったね、 という会話をひとしきりしたらしいのです。
このオババはこういう目にあってもしかたないと言われてしまうような金棒引きの弱いものイジメの嘘吐きのオババでした。 でも、この先生のラーメン発言の裏には、先生が紹介した病院でオババが手術せず、転医して緩和療法を選んだ という経緯が隠されているとのことです。
ハジヲカカサレタ。
怖いですね。 何十年もネンキのはいったおばさんおじさんの意地悪さ。 死んでせいせいした、と言いそうな ゾーッとする怖さです。
そしてこのサークルの残りの人達は、
一人残らず ラーメンを食べにいったのですよ!!!
先生ご馳走さまでした~ こんなに人数いるのに悪いわ~ と奢られたのですよ!!!!
怖い。
●突然、シャンソンを歌い出す、フランスミュージカルだろうな、とワクワクして見始めましたらば、その通り。 しかし、誰も好感度の高い人がいない(フランス映画はえてしてそう)ので、そんなに面白くはないです。それからフランス語は、全然ミュージカルに向いてない! コントのようなのです。慣れていないから?フランス国内ではいっぱい賞をとりました。それから、歌は口パクです。つまり全部本家本元が歌っています。 そこが売りみたいです。
今日たべた、もやしそばの中の野菜の中のなにかは確実にくさっていたと思う。 わたしは、にらを疑っている。確証はない。 そばに乗っていた野菜いためを口にいれて噛んだとたん、お口いっぱいに生ゴミの匂いが広がった。 でもわたしはお腹をこわしていない。 だから確証はない。
いま、かなり面白い少年少女向け小説の5部作の第3部まで、読み進めているのですが、かなり面白いのですが、どうものめりこめない。 おそらく、食べ物をおいしそうに食べるシーンがないからだろうと思います。 だって、登場人物は全部ほとんど布の人形なんだもん。 だから少年少女向け小説って言ったでしょ。 それから、イギリスの子供がかわいくないこともあります。 でも、絶対の原因は食べ物です。 ほかはかなり面白いのに残念だ。
●父と息子っていずこも難しいのね。ぎくしゃく。父と娘も。 本当に日曜日の昼間にみると、とくに天気がよかったりすると、人生たそがれる ので、注 意しよう。爺さん俳優好きにはおすすめします。
人生でほとんどやったことのないことをやりました。 友人と同じテーブルで、ま ほとんど踊っていたのでテーブルについていた時間は短いですが、 自分はお腹がへっていない と、ほかの人が食事やつまむものをたのんだりしているなか、飲み物だけ頼み、自分の飲み物代だけ支払ってみました。
食事はそれで当然なんだけど、飲み屋でこれをやるのは、たいそう久しぶりで、 全然お腹がへっていないから、 などとつい言い訳してしまい、スマートなやり口が分からずドキドキしました。 手持ちも、預金にもお金がなかったからなんだけど、これを言うと今までいつも いいよ、今日は とか 今度あるときでいいよ と言われるので、今回はそこは黙ってみました。
ずいぶん長いこと、どんぶりな たくさん飲んだひとは自主的に多めに方式の割り勘システムにどっぷりつかっていたので、他のシステムの礼儀作法がわからないんですね。 しかも自分だけ違うシステムを施行する。 それを いつ どこで 宣言するか。 あんまりないとは思うけれど、今後の人生の課題です。
フランス映画が続くぞ。 原題の 空の墓場 の方がいいとは思うけどなんだかわからんか。 邦題でもわからんが。 フランス語は全然学んだことがないが、スペイン語を少しやったら、これくらいは見ればわかるようになった。 飛行場大好きな人間には楽しいぞ。ドゴールの1、エスカルゴの方 の暗さが懐かしい。生まれ変わったら飛行場で働くひとになろう。
やるせない という言葉の響きが好きなので、いつかうまく使いたいと思っているけれど、はたしてどういう心持ちを やるせない と言い表すのかよくわからん。
もしかすると生まれてから一度も やるせなく なったことがないのかも。
なにか、歯にものがはさまったようなしんどさ のような気がするのだけれど。 どうなんだ。
考えたらそんなに毎日映画をみるわけでもないので、ただいま読んでいる本の題名もまぜましょう。
ここしばらく、さあて何を食べようかな、と第一に 焼きいも が頭に浮かんできて困惑していた。 なぜかというにわたくしはこれまで焼きいもを好きだと思ったことがないから。 焼きいもやカステラように密度が濃くて、水分をさくさん必要とするモクモクした食べ物はあんまり好きでない。 なのにここ数日、 お腹すいたな 何食べようか・・・ポワンポワンポワン・・・焼きいも~ と浮かぶので戸惑っていた。
おかしい。 食の好みがかわったのか。 もしや年をとって、新聞の4コマ漫画のように おばさん=焼きいも好き の図式どおりに進化したのか。 4コマは普遍の真理を描いていたのか。
上の方程式を認めたくないあまりにまいど頭に浮かぶ焼きいもを打ち消していましたが、とうとう本日うまい手を思いつきました。 自分でつくればいいのだ。 焼きいもを買って食べるのとつくって食べるのとは意味が違う(ハズだ)。 せっかくだ、ずいぶん前から目にしていたけれどまだ試したことがない 電子レンジとオーブントースターを使って焼きいもをつくっちゃおう、を試してみよう。 ますます意味が違う(ハズだ)。
試してみたら本当に簡単でした。水にぬらしたおいもをラップに包んで、5~6分チンして、楊枝がすっとささったらラップをアルミホイルに変えてオーブンで4~5分焼きます。 できあがり。 焼きいも好きな方、200円で一人分たっぷりできるのでどうぞ。
さて、戸惑いと自己欺瞞の末、とうとう焼きいもを食べたわけですが、やっぱり好きじゃなかった。 グラム売りでなく一本売りだったので意地汚くも大きなおいもを選びましたが、食べきれず半分残してしまいました。 なんだったんだろう。食物繊維をとりたい という身体の欲求だったのかな。 暖かいイメージかな。ホクホク。心寒かったのかしら。
とりあえず、焼きいもを両手に持ってニッコニコという4コマ漫画は婦女子一般の普遍的嗜好ではないと思う。
こんな題名のフランス映画はどうなのか?
いつまで続くかわかりませんが、その日か一番近い過去にみた映画やビデオの題名を日記の題にしてみます。 題を考えるとオチを考えてしまうので、どうも面倒なのです。 題を書いただけで満足することもあるし。 偶然なかみとシンクロしていても、全くミスマッチでもおもしろいかな、と。 なぜその題名のものが見たくなったのか、あとで分析できるかもしれないし。 しないな。
この映画は別にひとにはお勧めしません。わたしは面白くみました。 音楽もストーリーも懐かし系。何十年も前の 僕の伯父さん とあんまり変わりません。わざとだけど。 フランス女優はエッチだ。フランス男優はいわゆるハンサムはあんまりいない。 だから男女がからむと生生しくエッチだ。
ガラス張りのオフィスはいやだなあ。 それから、仔猫がもうたまらなく 身悶えするほど可愛い。
気がつくと、星や月のことをよく書いているみたいだ。 夜が好きだからかもしれない。
星や月の好きなところはよく見えるところ。 太陽のことはあまり考えない。 あるけれど見えない。明るいなあ、と感じるのは見ているのとは違う。
だんだんに彼女の思い出にまつわる余分なものを捨てている。 おそろいの靴下とかパジャマ、交換したセーター、形見わけでもらったコート、マスカラ、香水。 後悔や恨みや怒りのような感情のなごり。
最後には、好きだったという記憶と なくならないさみしさが残るんだろうなと思う。 それは夜空にはっきりとみえる月や星みたいだ。 生きて在ることは圧倒的でまぶしくてたぶん太陽のようにそのものを見ることをさせない。 明るくて暖かいと感じることで、太陽はあると疑うことなく信じているように。
朝日や夕日が時々この世のなによりもきれいだとたまらなく身を投げ出したいようにさえ思うのも、圧倒的なもの 太陽そのものの姿を見たと思える瞬間だからなのかもしれない。
夕暮れに、歩いて家に帰ってきて、自分の家の真上に星が光っているのをみた時、 なんだか ああ ありがたいなあ と謙虚な気持ちになる。
袖ぐりが、黒ずんでしまった真っ白なとっても高かったお気に入りのダウンジャケットを、捨てるよりはイチかバチかと自分で洗ってみて 翌日きれいになっているのをみた時、 ああ ありがたいなあ とへりくだった気持ちになる。
そして そのジャケットに 小さいけれど致命的な 煙草の灰を落としたであろう焼け焦げをみつけた時。
謙虚というよりは投げやりな気持ちになりますよ。
前回えらそうだったので、ここはひとつ。
と思ったけど、いまのところヘリクダルようなネタがないなあ。
そうだ、わたしは おまけ好きです。 おまけが欲しくて、いますぐ必要でないものをよく買います。 だって、化粧品が1000円割引になって、3500円以上の買い物でおまけが付いて、その内訳が2個以上ならまたおまけが付いて、それを1週間以内に注文すればもう1個おまけが付いて、支払いをカードにしたらもう1個おまけが付いて、なぜかもう1個おまけがつくんだもん。
そういうわけで、ファンデーションと頬紅をまだまだ在庫あり◎なのにむりやり注文して、本当はファンデーションしか欲しくないんだけど、2個以上にするために頬紅も買って、上記のすべての条件をみたし、 おまけ①マスカラ(おまけなので絶対自分では買わない色(紫)にした) おまけ②アイブロウペンシル(向こうの勝手な判断で、薄茶だった) おまけ③ブラシセット(チーク・リップ・シャドウ3点セット。とてもよいぞ) おまけ④ポーチ(いったいいくつポーチを持っているかわからないがまだ欲しい) おまけ⑤なんだったっけ?
これぐらいおまけがつくと、おまけ買いした甲斐があるね。わはは。
え~と、いい買い物をした自慢みたくなってしまった。 最初は、おまけ欲しさにいらないものを買ったり、メーカーや銘柄を乗りかえるのは、おばさんだ、恥ずかしい、恥ずかしいおばさんなわたくし・・・、どうもスイマセン、 という流れでかくつもりだったのですが。
ヘリクダレナイ時期みたいです。
明日は、立ち飲み屋にいくぞ。立ってると疲れるから長居せずにサッと帰ってこれるかしら。 まだ行ったことのない新しい店なのですが、おしゃれ立ち飲み屋ってどんなもんなんでしょう。チラシにそう書いてある。 そんな中途半端なものはすぐつぶれると思うので早めに行っておかなくては!と明日乗りこむつもりです。 なんとなしに、偉そうな態度でしょうか。
なんでこんなことを偉そうに書きたくなったのか。 酔っ払ってるからだけどね。
たとえば、白人圏の外国に行って帰ってきて、 差別された~ とへこんでいるひとがいる。 結構たくさんいる。
う~む。 わたしもないこともない。 でもあんまりない。 なんとなくおおまかに、黄色いひと扱いはされたことはある。 でも、全人格を否定されたと思いこむほどの目にあったことはない。
なんでも受け取り方だよ、という考えもありだけど、 ひとつだけ、酔った勢いで偉そうにかますと、 けっして卑屈になるな、決して決して決して。 英語でいうと、never never never
弱気なところにつけいれらるのは、ビジネスじゃなくたって世界中おんなじ。 背伸びして見え透いた演技をするは、馬鹿みたいだけど、まわりを笑わせてくれるだけまだいいよ。 臆病でもいいな。大胆と考え無しの区別がつかないよりまだいい。 外国にお金を持って遊びにきて、なにと比べて自分を過小評価してるかしらないけれど、その国に住んで稼いで 食べていくための処世術でもないのに、卑屈になるほどつまらないことはないよ。
とまあ、よく観光地のベンチに座って地図とガイドブックを広げて、パンを齧りミネラルウォーターのボトルをもった 寂しい目をした男の子・女の子(割合では男の子が多い。男の一人旅は誰からも優しくされにくいから)に言ってきかせたい気持ちになるっす。
おまえは、日本のカフェで、デパートで、コンビニで、根拠も無く差別なく平均にサービスされる自信にあふれていただろう。 当然のことだと。 どこでだろうと、それでいいのにな。 そうしない方がおかしいんだもん。 そうだ、わたしは黄色い。けど、それがなに? 英語でいうと、So,what?
なんで英語に言い換えたいのか。酔っているせいもあるけれど、言葉が違うだけであらわされる心情はどこにでもあるってこと。
帰ってくればいつか損なわれた自尊心は快復する。 そうでないことがおかしいのだとわかる。 でもこの国にだってそういうことはある。 自分がそうされる場所にいなかったってだけのこと。
ことばさえできれば馬鹿にされないわけじゃない。 人間って機会さえあれば自分を優位におきたい生き物なんだと思う。 それはくだらないことだけれど簡単に転換できるものではないのだな、と少し長く生きているとわかる。 だったら、理想と挫折の繰り返しで凹むより、まず、自分を気持ち的に劣位におかないようにした方が早いよ。
でもなあ、外国でさみしい目をしているひとが、この国で、キラキラした目で生きているとも思えないのもあるな。 逃げたさきで、より自尊心をメタメタに潰されるってのもよくある話だしな。
冷たいけど、もうあんまり愚痴はききたくない。 いつも最後に言いたいことは、 So,what? だから、なに?
あ~ 偉そう。
言語道断!!! 熱いものはヤケドするほど熱くなければうまくない! というのが、大方の意見でしょうが、わたしは熱いものが冷めてぬるくなったものがかなり好きです。 おでんとかね。 うどんとかね。 味噌汁とかね。 カレーもわりと好き。 でもご飯もルーもどっちもぬるいのはいや。 どっちかだ。 ご飯ほっかほっかルーぬるめ。 または 残り冷やご飯にあつあつ煮立ったルー。 どちらにしても全体はぬるくなる。
いい点は、ぱくぱくずるずる すぐ食べられる。そして、甘さ塩からさがよくわかる。 欠点は、作りたてだと冷めるまではすぐ食べられない。味加減の美味い不味い好き嫌いがはっきりとわかりすぎる。
先程、買ってきたばかりのあつあつおでんを、20分かけて冷まして食べたところです。
それにしてもなにかにつけて、いい点わるい点を並べてあげることがわたしは好きなのだな、くせなのだな、と日記を書いているとよくわかります。
言語道断派の力と確信のこもった声を前にして、どうも大きな声ではいいにくい ぬる派。 結構たくさんいると思うのです。
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