ぼくとナカヤンとショウタ 腕を見せ合ったら ぼくは2番だった
そのショックで 一時間目の国語は ごんごん眠ってしまった
おとうさんは、顔と腕と足が日焼けした
ぼくはすでに焼けてるから とくに変わらなかった
夕方、駅の改札口。 じゃあ、と手を振るおとうさんの歯が キランと白く光って
「いまの何か、ヒーローみたいだったね」 と言ったら 姉ちゃんが大ウケしてた
昨日から、おとうさん帰ってきてる
今日はどこ行こうかって話をしてたら 姉ちゃんが 「あたしはいい、本読みたいから」
ぼくとおとうさんは 釣りに行くことにした
おとうさんがウトウトしたり エサとられたりしてる間に、ぼくは4匹釣った
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