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わたしはどこまでずるいんだろう
あなたはなんだって受け入れてくれるから
わたしはあなたを置いて
違うひとのところに行く
それでもあなたは静かに待っていてくれる
いまわたしの帰るところは
結局あなたのところしかないのだ
こんなはずじゃなかったのに
こんな自分になりたかったんじゃないのに
なんて それは嘘
なりたくてこうなったんだ
もう誰のことも汚いと思えなくなるまで
わたしはわたしを汚したんだ
取り戻せるものなんて何もない
創り上げるしかないんだ これから
できることなら 汚れた手でも
雲間から漏れる一筋の光のような
やわらかくてあたたかい道を あなたと
創り歩いていきたいよ |
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