日々徒然日記
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2006年07月30日(日) |
ベルリン・フィルと子どもたち |
こないだレンタルしてきたので観てみたのですが、やっぱり借りてきてよかったというか、思った以上に良い作品でびっくりして涙でそう。 自分も含め、今の人に多いのかもしれない「一生懸命やることを恥じる」傾向の若者たちとダンスの指導者との間で交わされる言葉に心打たれる。ベルリン・フィルと若者たちとのダンスの融合を追ったドキュメンタリー映画なのですが、ダンサーとなる子たちはズブの素人。しかもそれぞれがいろんな事情を抱えている子たちで、なかなか真剣に取り組む姿をみせない。そういう子たちへかける指導者の言葉っていうのは、本当にダンスだけじゃなく生きることすべてにおいてすごく重要なことがたくさん含まれていると思います。 最後にはみんな真剣に取り組み、それぞれが自分の中の新しい何かに気づき、人と会話するのが苦手だった子が会話の仕方をつかんだり、故国の事情で両親を失って孤独だった子がもうひとりじゃないんだと幸福を感じたり、すべてが発見ですべてがチャンスにつながる、ということを感じられる。
若い人たちに観てほしいなぁと思います。 振付師の言葉が胸に刺さる。
「自分が一生懸命な姿をみて笑う友達は、友達であることを疑問に思うべきだ」
ぜひ観て欲しいと思います。 最近ドキュメンタリーばっかり観ている。 結局作られた物語よりも、今そこにある人の人生のほうが何十倍、何百倍もドラマチックだからなんでしょうね。
相変わらず感想は苦手。巧い言葉など見つからないし、句読点も上手に使えない。 それでも正直に思ったことを文章にする練習はしたいです。
ユーリ

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