最近


いくつかのサイトさんの日記などで披露されている「自分流小説の書き方」、興味深く読ませていただいてます。
当然といえば当然なのですが、皆様それぞれだなあ、としみじみ。
呼びかけをなさったサイトさんがいらっしゃるようなんですが、残念なことにうちの日記はブログではないのでトラックバックできません。
しかし、ここでちょっと流れにのって私流の書き方でもちょっとご披露させていただこうかな、と(日記のネタがないわけではないですよ(笑))。まあ、書き方といえるほど大層なものではないのですが。
散漫な上にちょっと長いので、興味のあるかたのみどうぞ。

1.ネタが降ってくる(笑)
まずは「こんな話どうかなあ」という心の中の囁き待ちです(おい)。
大体は「Aのような人がBする話」程度のものか、「AがBである世界の話」程度の一文です。
2.肉付け
一文では当たり前ですがとにかくネタ元として弱すぎるので、肉付けを。
思いついたことを片っ端からテキストファイルにメモしてます(どうでもいいですが、エディタは秀丸エディタを使っています。たまにTeraPadの時もあります……とにかく背景色が黒にできてかつ軽いエディタが好きなようです)。
この時点で、起承転結を決めておきます。
3.質疑応答(笑)
一問一答式で自分会議(?)を。
世界観については、「魔法は?」「存在しない」とか「ガラスは?」「まだ板ガラスはない」など、ストーリーについては「この時Aはどう考えた?」など。
そんな感じで思いつく限りの質問を自分にしています。
重要そうなところのみメモします。
私は設定魔なので、このステップが一番楽しかったりします。
4.あらすじ書き出し
メモとは違うファイルに必要なシーンを箇条書きっぽく書き出します。
伏線のようなものが思いつけば(笑)それも。
ちょうどいいと思われる部分で章にわけ、その時点で出しておくべき情報や出すべきでない情報なども記載しておきます。
大体この時点で、書きあがった時の1/20〜1/10の分量です(+大体同じ容量のメモファイルがあります)。短編ですと、1/3くらいあるときもあります。
5.駄目出し
あらすじを読み直してみて、矛盾点がないかどうかをチェックします。
6.命名
キャラクターの名前とタイトルを考えます。
どちらも非常に難航します。
特に小説のタイトルは悩んだ末に大体「○の○」に落ち着いてしまって困ります。
7.本文書き
本文を書きます(たまにまだキャラクターの名前が決まっていなくて「○」とかのままなのは秘密です(笑))。
大体の場合は頭から書いていきます。
8.見直し
まず段落毎に、そしてその後、連載であれば更新分ごとに、短編であればまとめて見直しします。
アドリブ的なものは少なめなので、更新分ごとでもそう問題はない……と思いたいです(笑)。新しい章に入るたびに、既に書いてある分と、この先のあらすじなどの確認は必要ですが。
必要があれば修正し、HTML化します。
ごくまれに紙(それも決まってレシートの裏に(笑))にメモしてることもありますが、ほとんどの作業はPC上です。

実際はここまではっきり段階ごとに分けて作業しているわけではないですが、大体こんな感じでしょうか。
普段あまり意識していないので、文章にするとなんだかちょっぴり不思議な気分です。
  • 墜落遺体 (飯塚 訓 講談社+α文庫)
      日航機墜落事故の遺体処理について

  • 三くだり半と縁切寺 (高木 侃 講談社現代新書)

  • 箱の中のユダヤ人
     (トマス・モラン 創元コンテンポラリ)
どうでもいい話ですが、案の定迷いました。
こんなT字路だらけのところに会社があるのがいけないんです(逆恨み)。

2004年10月05日(火)



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