ひぽこんコラム

2004年07月27日(火) 拉致とフェスの関係

 この週末、横浜と大阪で『ロック・オデッセイ』という都市型フェスが開かれて、あれこれ文句言いながらも多くの人が行ったらしい。私の周りでも招待の人、ザ・フー見たさの人、仕事の人、エアロ見たさの人などがそのフェスに足を運んでいたけれど、フェスというだけでとりあえず話題にはなる今の日本だから、フェスに出るってもう既にステイタスなんですね、出る側にしたら。そして見る側に関してですが、例えばザ・フー。そりゃコアにずっと好きな人はいるだろうが、みんなそんな急に「ザ・フーが見たいから」とかって言っちゃって、変。正直「だってでもずっと海外でよくやってたじゃん。和田が前にトロントに行ってたときもやってたよ。本当に見たいとずっとと思っていたのならLAでも5万円の飛行機で行って見てくればよかったじゃん?」と言いたくなる和田。意地悪でしょうか?
 でもそんな意地悪言いたくなるんです。だってさ、前にニール・ヤングがフジロックに来た時も急にみんな「ニール・ヤング最高だぜ」とか言っちゃって大騒ぎして、でもその後の武道館なんて満員じゃなかったじゃん。結局コアなファンしか着てなかったじゃん。9000円のチケを買うのが惜しがる人が多かったじゃん。フェスがらみで一時大騒ぎしても結局みんな本当にそれが好き、音楽が好きじゃないのが好けて見えるのがなんか本当に空騒ぎだよなぁあああと思うのです。だから意地悪言いたくなるのです。そして和田は、もちろんフェスが嫌いです。REMには絶対にフェスで着て欲しくない!!ハゲちゃんにも実は会う度に「フェスで日本には来ないで下さいね」と言い続けてる和田っす。へっへへへへ。←でもそう言ってると、着ちゃうんだよね…。
 ところでかように「悪口言いたくなる」気持の高まりの中で今、ブレイクしてるのが「曽我さんバッシング」ですね。これはテレビや政治家が曽我さんをさんざ利用してるのがもちろん1番悪いのですが、仕事リストラされちゃったり、時給700円とかで働いて身を粉にしてる人たちからしたら、テレビに出てくるたびに違う服を着てる、さらにチャーター機で豪華な食事とか言われると、「曽我さんがナニモンなのか?なんでだ?」とか言いたくなるその意固地な気持、意地悪になってしまう気持、なんだかわかります。もちろん1番悪いのはメディアの垂れ流し報道であり、利用しまくる政治家なのですが。曽我さんは一切何も悪くないのですが、弱い羊の群れの中にいる真っ黒い羊のようというか、曽我さんはスケープゴートなんですよねぇ。でもテレビとかで曽我さんバッシングに対してまた識者なる人とかが「曽我さんをバッシングするなんてダメだ」とか怒るとさぁ、「あんた火に油だよ。テレビ側にいる人間がそんなこと言えないってのぉ。分かってないね」と思いますね。
 ちなみに和田家ではオカンがその、「曽我さん、いつも違うブラウス着てるわぁ」と発見し、「1度、プチ拉致されたい」とか危険なしょ〜もないこと言っておりますぅ〜〜。バカ一家ですぅ。
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