2004年08月04日(水) やっぱり本が好き
さっき四ッ谷駅から中央線に乗って中野に帰ってくる車内で、あいついでふたり、村上春樹を読んでいる人に出会いました。ふたりですよ、ふたり。たった2駅間で、1つの車両の廻りを眺めただけで。春樹人口密度異常状態!ひとりは「ねじまき鳥のクロニクル」で、もう一人は「ノルウェイの森」でした。う〜む。永遠のベストセラー!
しかし思うのですが、本、売れてない売れてないと言われながらも最近は文庫本片手の人を前よりずっと車内で見かけます。私自身は最近は車内では読まないのでボオオとそれを眺めているだけですが、若い女性が特によく本を読んでいると思う。というと評論家筋とか分析する人は「やはりセカチュー効果ですよ」などと言い出すでしょうが、違うって。やはり本は必要なんだよ。色々なことがトゥマッチになってきている今、あの、本というチッポケでシンプルな、それでいてどこまでも奥深い物の素晴らしさが光るのだと思う。活字を追うことで神経がそこに集中できて、本のシンとした世界に旅立てて、ホッとしたり笑ったり嬉しくなったり出来る。本は素晴らしい。なんの道具もいらない。それだけで読める。音楽は聴こうとするとどうしてもウォークマンとかツールが必要で、そこは負ける。本はそのままでいいもんね。
で。和田が最近読んだ本で好きなのはえ〜〜と、よく読んでいるのはブラッドベリの短編集などです。レイ・ブラッドベリ。例の「華氏911」のタイトル・オリジナル(?)を書いた作家。SFとかで有名だけど、あの人の表現の豊かさにいつも引かれます。これから図書館で借りてきた岡本かの子(岡本太郎のママ)を読もうと思っているので、これも楽しみっす。でも本は、実はいつも読んでもすぐに忘れちゃいます。そしてずっと後になって急に思い出したりすることもあるし、何にも思い出すこともなかったり。特に今みたいに「暑いし。ダルいし。そのうえREMはツアーが発表になるし」という心ここにあらずなときに読んだもんはぜ〜〜〜んぶ忘れますがな。ぶはははは。ああ。頭の中はREMのみっ!またバカモノの季節がやってきた!
追記:REMの新しいアルバムのタイトルが『アラウンド・ザ・サンaround the sun』に決定!スゴク素晴らし過ぎるタイトル!これだけで号泣!このタイトルを「今」つけられることに号泣!