2004年08月10日(火) 全員和田かも?
狂乱のチケ争奪戦から一晩。ちょい冷静になってみると「和田、そんな危険な、テロ警戒レベル100くらいな場所に行くのか?マジ?」と思ったり。そして友人達には「やはりバカだった」と感心され。しかし「それでも行くんだよね、あんたは」と言われ。
あああ。和田、バカだ。小心者なのに大胆なことをしようとする。でもでもでも。この「大丈夫だろうか?」の怖れの向こうに見え隠れして思い出すのは2001年、あの9・11のテロ直後、10月にアメリカに行ったときのことです。
あんときはさすがに和田はテレビ見て本当に本当に怖くなってしまったので辞めようと思いました@「REMが出るブリッジ・コンサートinサンフランシスコ」。でも一緒に行く予定だった音楽評論家の能地祐子さんが「REMもパール・ジャムもやる!と言ってるのだから行きましょう」と言ってくださり、和田も勇気を最後に持てました。でももちろんビクビクで成田空港の登場ゲートにまばらな人達を見たら顔もひきつったもんですわ。「こ、こんなに少ない乗客って一体?」…そして暇なスチュワーデスのオネエチャンたちにさんざっぱら話しかけられ、どうにか到着した時のホッとした感はよく覚えてます。
そしてREMのライブは、もう、何度彼らのステージを見ても、今までかつて1番素晴らしいステージで、生涯忘れられないものだった…。自分自身をあんなに強く肯定してもらったことはないし、自分がどれだけ幸せかを心の奥底から分からせてもらえたし、音楽の素晴らしさをあんなに痛切に感じたこと、その前もその後もありません。それくらい本当に本当に素晴らしいライブだったのでした。
それを思い出すと、テロ警戒レベル100も、まだオカンには言えないでいることも、友達のあきれ顔も、色んなことも乗越えちゃおうかなぁ〜とか思ってしまう。(乗越えられないのが金の問題だ!)そしてREMのファンてさ、みんな同じこと考えてるんだよねぇ。なんでハゲちゃんたちが敢えて「テロ警戒レベル100のワシントンDC@大統領選挙前日」にホワイトハウスの隣でコンサートやるのかを、みんな分かってるだよねぇ。だからなんとその日はアッという間に売り切れてしまいました@優先予約分。
なんかいいよねぇ。ファンとアーティストがア・ウンの呼吸で繋がって、彼らがやりたいことをみんな理解して、付いて行く。アーティストとファンの理想的な関係があるのよ〜〜〜。あ〜〜。ウットリ。
って。も、もしかして単に「全員、バカ」なのか?かも?かもおおおおお!!