日々日記
いちらん…ふるい…あたらしい
2009年09月25日(金) |
覚え書き(メモ程度) |
なぜだかわからないけど、
秋になって、空が青くて高くて、風がそこそこ冷たくて、 突然の風に、紅葉した枝が大きく青空に翻って、
そして鼻に、紅葉して落ちたばかりの葉っぱの甘い香りが届くと、
無性に、無性に嬉しくなって、そして同時にすごくハラハラする。
多分、私の思惑とか置かれた状況には全くおかまいなしに、 自然の営みがつつがなく進んでおるというようなことを、全身の感覚で知るからだと思う。
わたしが生きてようが、死のうが、そのような進行でいくんだな、と思うと、 わたしたちがこの地球上に立って生きていられることになった来し方と、
最悪、全人類が滅んでも地球は営みを続けるとしたら…などと想像して、 その想像の及ばないスケールの多きさに「うわー」と、ただただ圧倒される。
ふつーに暮らしているけれど、今ここにこうしていられるのって なんだかすごいことじゃんよ。と思うわけで。
で、そのスケールの大きな大きな営みの中で、生まれては消える無数の泡みたいに、 我々人類が生まれて死ぬを繰り返しているのもすげぇなと、感嘆するわけで。
その泡の総体が増え続けてるのも凄いことで。
そして、その一瞬の泡たちに、人生というものがある。 どんなに辛くても、つまんなくても、誰にも代わってもらえない。 誰も代わってあげられない。なかなかに峻厳。
月には行けるようになったが、 生老病死の4つの苦しみを乗り越えることは未だ難しい。
ああ、そんで宗教はうまれるのか。
ふーむ。
人間って不思議だな。 今こうしてものを考えながら日記を書いている自分のことがそもそも不思議じゃよ。
春は芽生えの季節で、冬があけたことが単に嬉しいから、こんな風には思わないんだよなー。 秋の魔法ですかねー。
inu-chan
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