詩のような 世界
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この空の下で
君が呼吸しているのを知りながら
僕は毎日を過ごすのに精一杯で
何か大切なことがあったんだけど
結局曖昧になって消えていくんだ
本当は僕が望んでいたのはこんな世界じゃなくて
理屈も見栄も雑音もいらなくて
ささいなことで満たされていたあの場所に
戻りたい
強く思えば思うほど
何もかもが嘘のように白く揺らいで消えていく
夢なのか現実なのかわからない視界
でも君がいたことだけは覚えてる
僕は
明日も明後日もその次もその次も
当たり前のように笑っているんだろう
君の姿を刻々と忘れながら
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