ゆうの日記

2002年06月12日(水) 孤独のレッスン

朝日新聞の夕刊に孤独のレッスンというコラムがあった。
僕も若かった頃、一瞬新聞記者にあこがれた。
単に文章力に惹かれただけだったので、すぐに気の迷い
で過ぎ去ったものだが、内容もさることながら、こんな
記事をどのように取材したのだろうか、そんな興味を
誘った記事だった。
高校の学級通信のことが書かれているのだが。
高校で学級通信が、ということではなく、どうして取材
をしたのか、どうして知り得たのかということだ。
この高校の卒業生だったのか、この教師の友人だったのか。
誰かに、こんなことしているやつがいるというたれ込みが
あったのか。
新聞記事でさえも、うらをとらずに周囲からの情報だとか、
他社の追随記事が多く、取材や調査に手を抜く時代だ。
情報が氾濫し、どこからきたのか、だれの情報なのか判別
がつかない。まことしやかに自分のオリジナルを主張する、
あるいはそう思わせるものもある。
さて、どうなのかは知らないが、読みものというものは、
自分で、直接取材して、独自の切り込みのあるものが、
読者を楽しませるものなのだと実感した。


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