ゆうの日記

2002年12月06日(金) 大雪

雪など降るのだろうか。
昔は雪の降るところにすんでいた。
とっても寒かった。
でも寒いところに長くいると、
寒いなどと考えなくなる。

犬がいる。
迷い犬だ。
白くて、毛むくじゃら。
どこからか抜け出して来たのだろう。
何かの種や草や泥がいっぱい付いている。
吠えたりはしない。
よほど人間になれているのだろう。
利口な犬だ。
エサが欲しくてすり寄ってくる。
決して吠えたり、警戒したり、威嚇の態度をとらない。
ただエサが欲しくて、飼い主にねだるようにすり寄ってくる。

人間死にたくなる時もある。
時にはそのような時もある。
いつもは、多くの人はそうでないときがあるように。
時には、いつものようではなく。
多くのみんなのようでない時もある。

逃げ出したい。
放棄したい。
面倒くさい。
その延長にそのようなものがあるのかもしれない。

あの犬のように。
迷った時。
生きるすべをなくしたとき。
じたばたせず、吠えたりせず、憎んだり、やけになったりせず。
いつもそうであったかのように。
静かに。
誰かまわず。
助けを求めてみる。
そんなことができるだろうか。


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