あー。全くもって美味なるゲェムでした。 ありがとう「FFⅩ」。 まだまだやり尽くしてないだろうから、毎日さわってますが。 もぉう、オヤジってば、サイコーだぜ、アンタ!とか。 未だ興奮冷めやらずといった感じです。 素敵オヤジ、ばんじゃーい。(人格的に崩壊してるですね、ワシ)
ところで。素敵つながりで、素敵な本の紹介を。
「ファッキン ブルーフィルム(Fuckin' Blue Film)」(藤森直子/ヒヨコ舎)
これはSMクラブの女王様で生計を立てている筆者が、自分のHPに上げていた日記 を単行本化したものです。 知る人ぞ知る、というサイトらしいので、もしかしたら既に見に行ったことがある 人も多いかもしれないですね。 この藤森直子という人が、これがまたすっごい男らしいというか。 非常に全てにおいて潔い人なのですね。 文章を読んでいると、大胆だけれど繊細な寂しがりやのひとりの女性の姿が くっきりと思い描けます。それぐらいダイレクトな文章。 ここまで人を好きになったり、どうにかしたいという思いを包み隠さずに出せる というのは、本当に凄いと思う。 内容としては、日々の暮らしや恋愛について(彼女はバイセクシュアルでもある)。 女王様のお勤めぶりも拝見できるし、彼女の回りのかなり変わった人達(ヤリ友と か)の様子だとか。 ちょっと目次から各日記毎に付けられたタイトルを拾い上げてみます。 ・晴れた日はSM鞄をさげて ・花ざかりの亀頭 ・月夜の負け犬 ・高円寺純情人間風車 他にも思わずクスッと笑っちゃうタイトルが目白押しです。 が、その内容は必ずしも笑えるものは限らない。時にはかなりディープな気持ちに なる日記もあって、そういうのを読むと、自分を取り巻く世界がいかに狭いもので あるか痛感させられます。
まぁだからといって、藤森直子の世界に交わりたいとかは思わないけどね。
大変だよ、この人の世界は。 傷つきやすいのに、それでも手を出さずにはいられない人のようだし。 好きなコが「拾って欲しい」と言えば、火中の栗をわし掴みにするような人だと思う。
ちょっと手に入りにくい本で(ヒヨコ舎だよ? 聞いたことなかった)、図書館でも 入れにくい本かもしれないけど、これはかえって中高生に読んで欲しいなぁ。 もちろん妙齢の人々にも、ぜひ。
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