やくざ風味の日記
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2002年09月22日(日) |
秋田の名物料理って胸キュン?! |
今日は仕事もないのでのんびり学力について書かれた本など読む。 ……… しかい読めば読むほど思うのが現在の教育における最大の害は社会における悪循環だと思うのココロだ。まー「学力」って言葉自体非常に曖昧な物だから。 コレについての一般の人との共通認識を高めるのがもっと必要なのだが、学校側の説明不足に加えてマスコミや学習塾が「学力低下!!」「いま学校が危ない!!」など太字にして声高に叫ぶから保護者が不安になるのも無理ないよな。 ま、保護者側も「私たちの頃に比べて……」と現在の学習体制を批判しているが、その保護者たちが彼らの言う「充実した教育」を受けた結果が、数々の社会問題の増加・終わりのない不景気などなどなんだけどね。 まあ、教育問題なんか終わりのないものだから。 オレ的には全体で起こっている事を知識として取り入れながら、「じゃあ目の前の子どもになにができるか」を考える力にしたいと思っています。 どんなに大きな事を叫んでも、結局眼前の問題に取り組んで行くしかないのである。ま、取りあえず受からんことにはな(汗)
そんなこんなで一日過ごし、晩飯はホーシュンが鍋をご馳走してくれました。 なんでも実家から訪問してきた母君がつくってくれたもの…鍋って言っても鍋一杯のうーんなんつったけな…米を団子状にして一緒に煮る秋田の名物料理らしいですが…ま、美味しゅうございました。久々の家庭の味を満喫し満足な一日であった。
追伸・日記なのに緊急企画『オレ様の心に残る漫画十選』その6
そろそろ書くの面倒になってきた……つーか毎回日記より長くなるのは何故(汗) 本日紹介するのは死ぬまでなんとしてもオチを知りたい漫画ナンバーワンの『ガラスの仮面』である。そう!かの有名なアレですよ。 この漫画については説明は不用だと思う。現在連載停止中(涙) 亜弓さん派のオレとしては彼女に紅天女獲って欲しいんですけど…どーなるんでしょうね?現在事故により亜弓さん失明というハンデ負ってますが逆にそれによって演技開眼しちゃってますからね。ハミルさんと急接近して恋の演技がバッチリだし。 対するマヤはどん底状態。桜小路君サカリついちゃってるし。なにより真澄様問題がどん底ですから。いやー危険ですよ。詩織様。自殺未遂はNGだよね。 オレ的にマヤはどうでもいいのだが真澄様は大好きなので……うーんなんとかならんもんかのう。つーかガラスの仮面の真澄様初登場辺りを読むと、いかれたコート姿に笑ってしまいます。袖も通さず着るのがオシャレ(笑) オレの記憶が正しければ現在ガラスの仮面は、なぜかハミルさんとはぐれ一人で街に出てしまう亜弓さん。目も見えず雨まで降ってきて、濡れながら一人たたずみ「ばあや……」と呟く亜弓さん。 ってとこで止まってるんですよ。確か。えらいハンパや。
ファンの間で色々飛び交っているといわれる最終回予想ですが、オレは試演の結果勝つのは亜弓さん。んで努力が実った彼女は力使いすぎで引退。結局上演権はマヤに譲るってカンジで決着だと思います。 マヤと真澄様の関係はオレ的には今までの心の結びついて素敵にサイコな間柄でよろしいような気もする(ようは曖昧な気持ちを確認すればええんでない)が、アネゴのような「ハッピーエンドは結婚じゃーー!!」と言っちゃえる人には不満だろうな。でも詩織様は手強いのであった。月九のドラマ辺りなら最終回付近になると物分かりが異様に良くなるはずなんだけどなあ。
ま、なんのせオチまでしっかり描いて欲しいモンです。ハイ。
2002年09月21日(土) |
秋の日って胸キュン?! |
本日はテロップのバイト。 うーん、この仕事ってやりなれてくるとそれなりに楽なのだが、休日の昼間バイトってそこはかとない空しさをどーしても感じちまうぜよ。 特に今日みたいな秋晴れのいい日だとねえ。 高松の池でも行ってのんびり転がりながら本でも読みたいのココロ。 まあ、そんなこといっても仕方ないのでバイト先でホーシュンに借りた恩田陸の『球形の季節』を読破する。テロップは昼と夜のニュース前以外はホントーに仕事がないのだ。それでも有事の際を想定して待機しているので給料は払われる。嬉しいが暇。んなわけで本読む時間には恵まれているのだ。 恩田陸の作品は嫌いではない。展開が上手な人であると思う。たーだね、オチよ。オチ。オレ的に恩田陸はもちっとオチを上手くつけられれば文句無しと思っているのだ。この人の作品は色々なキャラが平行して、それぞれの思惑の元行動し物語を勧めていく形である。それぞれの思惑が交差する様はなかなかに良く書かれているのだが結末に置いてそれらが活かしきれてないと言うか消化不良というか。 ま、あくまでオレ様の私見ですが。 ホーシュンはまだいくつか恩田陸作品持ってるようなので取りあえず全制覇してみようと思うのココロでした。
おまけ
日勤のクロと話していて、 「ヤクザさん、最近のウインズってどう思います?」と聞かれ、反射的に 「パチンコ屋か?」と答えオッサン扱いされました。 なんかそういう男性アイドルユニットがあるらしい。知らんかった………
追伸・日記なのに緊急企画『オレ様の心に残る漫画十選』その5
やっと五作目。 今回はオレ様がもう一度読みたい漫画ナンバーワンなのだ。タイトルは 『ボクがかたい石をぶつけたらキミは痛いといってくれるだろうか』 である。いや、嘘ではなくマジでこんなタイトルなのだ。 この漫画はオイドンが中二の時、姉が友人から借りてきたB5位のコミックスだった。内容は……はっきりいって謎である。 なんつーか摩訶不思議空間っていうか。 断言してもいいがあの漫画は読む人によっては全く面白くないであろう。 感性会わないとなーんにもならない漫画。 いや、面白くない人が歓声鈍いとかそんなことはなく、ただただ個人の嗜好の違いですな。 表題作をはじめ幾つかの短編が収録されているがオレが一番好きなのは「客とトンカチ」ってやつ。
自宅の二階から降りてきたツトム君。なぜか手にはトンカチがある。 すると一回の茶の間にモクネンさん(何者かは一切不明)が座っている。 まずは普通に挨拶を交わす二人だが、何気なくツトム君は訊ねる。 「今、お父さんもお母さんもいないんだけど、どうしてモクネンさんがここにいるの?」 なぜか汗をかいて無言になるモクネンさん。たまらず続けるツトム君。 「黙って入ったの?それじゃ泥棒じゃないか!ねえ!!」 しばし無言のモクネンさん。しかしなんとなく訊ねかえす。 「ツトム君こそどうしてトンカチなんか持ってるの?」 今度はツトム君が汗をかき無言。 しばし二人の間に時間は流れ……立ち上がるモクネン。 「オレ…帰るわ」 「うん」 「オレが今日来たこと…お父さんたちには内緒な」 「うん…モクネンさんもボクがトンカチもってた事内緒にね」 「ああ…じゃ」
これで終わり。文章にすると実につまんないカンジである。でも漫画になると妙な間というか…なんかわらっちまうのよ。コレが。 もう一回読んでみたいんで、このタイトル見かけた人やくざ風味に御一報を。おねがーい。
2002年09月20日(金) |
「さくら」って胸キュン?! |
今日は一応記念すべき日…といってもいいだろうか。 泊まり明けの朝。 ローカルニュースが予定通り終わり、朝飯食って引き継ぎすましゃあ家に帰って爆睡よ。とか呑気に考えていたのだが、ここで大事件勃発!! NHK連続テレビドラマ始まって初の送出ミスが起こったのだ。 まーみんなしてると思うけど、「さくら」で次の日の分だしちゃったのよねーん。 記者さんやアナさんと見ててビックリである。 ローカルニュースのメチャメチャしょぼい地方ネタでもミスれば喜々として電話してくる視聴者の方々である。 「こりゃ、東京局は大変なことになってるなあ……」 とみんなで予想したもんだが、当然つーか流石というか東京渋谷局ではその日7000件を超える問い合わせがあったそうな…つーか毎回思うけど問い合わせてどうするきかね。いや、視聴者の方々の貴重な意見なんだけどさ。今更言ってもなあ…つーか連ドラに興味が薄く、特に「さくら」は大しておもろないと思っているオレ様には騒ぐほどの自体には感じられないのですバイ。
ま、一応NHKの歴史に残る日なのでした。
なんか朝からそんな騒ぎがあったせいか、寝る気が薄れ、荷物家に置いた後フラフラと大通りに出張る。寝不足のおぼつかない足取りで小説の新書コーナーに行ってみたら………いや、いっぺんで目が覚めたね!! なんと田中芳樹の『春の魔術』が発売されていたのだ!!! この作品はライム・コーヘイの魔術シリーズとして夏に始まり春に終わるという作品なのだが…冬が出てからピタリと止まりもう…10年ぐらい待ってましたよ。マジで。 田中芳樹は遅筆なんですが、ホント加えて色んな新作なんかもだすので置き去りにされている作品が多数なのだ。でも、面白いからまっちゃうのだ。 そんなわけで、こうしてシリーズとして完結してくれると寂しいのもあるけどホッとしますね。んなわけで森博嗣と一緒に即購入。 モスで昼飯食いながら読破しちゃいました。 読んだ感想はやっぱ面白かった。「これ以上ない」とか「最高の作品」とかいう感じではないのだが、田中芳樹らしさが出ていて読んでいて気持ちの良い作品に仕上がってます。主人公コーヘイのライム・ラブっぷりも拍車がかかっていて良かったし(笑)ただキャラがケータイ持ちだしたトコに時代の流れを感じたなあ……
まあ、大満足な一日といってもいい感じでした。おかげで。
追伸・日記なのに緊急企画『オレ様の心に残る漫画十選』その4
ういーす。今回紹介する作品はまさにインパクト勝負!心になーんかのこっちゃった作品なのです。 その名はズバリ!!『究極!!変態仮面』作・あんど慶周である。 いやー。なーんか頭に残るんだよな。この作品。 つーか変態仮面のあの勇姿インパクトありすぎです(笑) 「フオォォォォーーーー」「クロスアウッ!!(脱衣)」 とか呼び声も耳について離れねーし。実際に聞いた訳じゃないけど。 作者の才能自体はそんなに凄いと思っていません。正直。 絵はいかにも鳥山明の影響受けててそれを脱しきれてないし、登場人物もまあありがちベタベタだったし。 だが!!だーがしかーーーし!!変態仮面!!! これ個性ありすぎですよ。良く連載にふみきったジャンプ!!! 多分設定として永井豪の『けっこう仮面』をヒロインでなくヒーローとしてやってみたらどうだろうと思ったんじゃないかと勝手に想像してるんですが、それにしてもあのデザインはねーよな。パンツを頭ではなく顔でかぶるだけでスゲーのにあのブリーフ肩掛けがまた秀逸。 おかげでいなり寿司を食うたびに変態仮面を思いだしてしまうというトラウマに近い状態になったよ。ボカァ(笑) いや、ホントにそういうネタがあったのだ。 いなり寿司と間違えて変態仮面の股間に手を伸ばし、 「それは私のおいなりさんだ!!」て言われて、 「い、いやぁぁぁぁーーーー!!」と絶叫。 ココ!!この「いやぁぁぁ」がこの作品いいト・コ・ロなのだ。 男性諸君ならこの嫌悪感つーかキショさが遺伝子レベルで理解していただけると思う。変態仮面に襲われし悪党(…いい言葉だ…分かりやすくて)は本気で泣き苦しむ。つーかマジできっつい攻撃である。ひと思いにベタッ!じゃなくでジリジリと近づいてベチャ!!な変態仮面は心底変態である。素晴らしい。 脇キャラもベタなのにいい味だしてた。クラスメートや主人公の所属している拳法部の部員などは妙に影が薄いのだが、『うる星やつら』のクラスメートに近い感じの味の出し方してるし。 まあ、主要キャラでやっぱり一押ししちゃうのが、下克上ヒロインの春夏さんだろう。なぜに、下克上ヒロインかというと、元々は主人公の学校の嫌味な金持ちライバル(これも分かりやすい)が拳法部を潰そうと中国から雇った拳法の達人姉弟の一人なのだが、主人公・狂助と変身後の変態仮面にダブルでやられちゃって、「家訓で自分に勝った男と結婚する」といって主人公の家に居候しちゃうのだ。 ああ……なんてべたべたな展開だろう。 この作品には元々拳法部のマネージャーにして学校のマドンナ(これまた分かりやすい)の愛子ちゃんという立派なメインヒロインがいて狂助とはなにげに両想いだったはずなのだが、これまた完全に春夏さんに喰われちゃったワケですよ。 読者受けが良かったのか作者が動かしやすかったのか知らないが、登場以来毎回大活躍の春夏さん。見る見るうちに減っていく愛子ちゃんの出番。 なーんかメインヒロイン春夏さんってカンジだにゃあ…まあ、オレもこっちのほうが好きだから大オッケーだが。 とか連載中は思ってたが、最終回になってビックリ。狂助は春夏さんの押しの強さに負けて結婚しちゃうのだ。まさに大逆転!父親似の変態の息子も生まれたし(笑) なぜ彼女がここまで躍進したのか。 拳法の達人の中国娘。ベタベタである。お約束として長年使われ続けた設定である。もちろんチャイナドレス着用。ありがちすぎる位ありがちのキャラなのだが、人気の秘密は彼女の得意の拳法にあった。
御色拳(おいろけん)
その名の通り、お色気で相手を惑わし攻撃するという北斗神拳もビックリの拳法である。いや、ベタちゃーベタだが作中ああも堂々と使われると何もいえんつーかなんつーか。男なら一回やられちゃいたいというこれまた変態仮面の変態奥義とは対極にある本能の技と言えるであろう。 代表奥義として「悩殺的茶罰苦(のうさつてきティーバック)」「誘惑的腹痛(ゆうわくのふくつう)」がある。内容は名前から想像して下さい。
つーわけで変態仮面はベタの中に妙にインパクトの強い個性を混ぜつつ、変態仮面は6巻も続いたのだ。正直ここまで続くとは思っていなかった。 頑張ったな。変態仮面。
その後、あんど慶周がなにをしてるのかはさっぱりワカランがこの作品を書ききったことはスゲーズラ。 まさにインパクト勝負な漫画ナンバーワンでした。 機会があれば目を逸らさずに(笑)読んで上げて下さい。 つーかオレなんか今年に入って古本で全巻そろえちゃったしなあ(爆)
2002年09月19日(木) |
「ななつのこ」って胸キュン?! |
本日はバイトの泊まり…なんだけどその前にめんどくさい仕事があるワケよ。コレが。その仕事とは個人面接という名の説教タイム。 実は最近、バイト内でただならぬ不協和音が生じているのだ。 その原因が一人の行動にある。まあ、罪状読み上げるとキリがないので省略するが、まあ、分かりやすく言えば嘘つきまくって仕事サボるワケだ。もちろん、ニュースの仕事は間違っても穴空けるわけにいかないので、勤務交代って事で他の誰かが仕事に入る。だが、前日泊まったヤツとか、明日も仕事あるヤツとか、明らかに超過勤務を追うことになるのだ。んで、「親が病気だから」などの嘘を付き、そのあげくに女と遊んでいるのが最近はっきりとウラがとれ、みんなの怒り爆発ってとこだ。実際に仕事にも支障ではじめたんで、こいつはまずいって、4年のオレとシロで説教しようと言うこととなったのだが………
ちなみに問題人物として上げっている奴は、実のところオレ様の日記にも一時期よく出てきたユウである。ホーシュンと別れてから、個人的に遊ぶことが無くなったのでこのところ日記から姿を消していたわけだが。 バイト意外に会わなくなって少しした頃から明らかにユウの生活が荒れ始めたのが分かった。まあ、プライベートでどう荒れようがかまわんが、仕事も荒れ始めたのだ。そんなワケで、アイツの指定する時間に会わせて学食で待ってたわけだが……さっそく20分遅刻!!コレにはオレ達の大激怒なのだ。 呼び出して説教はじめるも、黙秘したり、嘘の一部分認めて本質的な問題から話題そらしたりと、あんま心底の反省はみられんかったな。正直。 まあ、暗い話題あんま書いてもしゃーないんで結論を言うと、一応本人は仕事続ける気はありやる気もあるといっているので、しばらく様子見。結局、行動で示すしかないしね。何事も。 しかし…もし同じ事を繰り返すようならイエローカードがレッドカードになるであろう。マジでね。
とまあ、仕事前に妙に疲れた。元来、オレ様はヤクザくさい外見とは裏腹に、「怒る」つーことが苦手なヒューマンなのだ。いや、誰だって怒るの得意じゃないかもしれないけどさ。特に年下には無類に甘いのだオレ様。 しかし、そんな疲れた心を癒してくれたナイスな本があった。 ホーシュンに借りた『ななつのこ』という文庫本である。 なんちゅうか、北村薫チックに柔らかな文章というか……章毎に出てくる謎解きもとても暖かなもので、うーん、好みの文章なのだ。 昼間に、嫌なやり取りがあった後なんで特に効いたな。実際の涙は出てこなくても気持ちで泣けた。 事件もなかったし、穏やかな泊まりの夜を過ごせたのが、本日ささやかな幸福でした。チャンチャン。
追伸・日記なのに緊急企画『オレ様の心に残る漫画十選』その3
はいな。本日紹介するのは水島新司の名作『野球狂の唄』(唄間違いかも)である。コレは冗談抜きでオレの漫画人生のスタート作品といっても過言ではないのだ!! 思い起こせば幼少の頃、ウチのオヤジとオカンは幼なじみであり、オカンの実家も近いのでよく連れていかれたのだ。しかし、正直やることもなく、ベシャリをしているオカンたちの隣で暇をもてあそんでいた。んで、許可をもらい(当時、オレ様にとってオカンに父親つまり母方の爺さんはタダならぬ迫力があり緊張していたのだ)二階の空き部屋探検をしていたとき、オジサンが買っていたという『野球狂の唄』を発見したのであった。 もーーそれから読んだ。読みまくった。遊びに行く度に繰り返し読みふけった。もう暗記したに等しい内容なのに、変わらず男・鉄五郎は熱く、火浦は格好良かった。巻数はえらいバラバラだったのだが気にせず読んだ。足りないトコは想像力でおぎなってたのだ。たしか最初に読んだいきなり3巻の「任侠三重殺」だったな。オレ的に特にお気に入りの話は鉄五郎が初恋の人の葬式に白いバラをとどける話や火浦の恋話なんかだな。まあ、どの話も大好きだったのだが。 そーいえば、ウチの姉も当時はファールとフェアの違いもワカランくらい野球無知だったくせに読むふけってた。姉のお気に入りの話は女スパイの話。内容は東京メッツの内部崩壊を計り次々と色仕掛けでメッツナインを籠絡したのだが、野球選手兼女形である国立の男の美に女スパイがまいっちゃう話である。まだ、小学校入ったか入ってないかの時期に、風呂場で水を浴びる国立に以上興奮していた姉は立派な変態であった。 まあ、そんなわけで年を重ねるごとに水島漫画の妙な熱とノリに魅了され、「ドカベン」「光の小次郎」「球道くん」などなど色々読み、すっかり水島ファンになっちゃったワケだ。 漫画の楽しさつーものをオレ様に最初に教えてくれた金字塔的作品です!!
2002年09月18日(水) |
秘書って胸キュン?! |
本日はオヤジにかりた高橋克彦の『ゴッホ殺人事件』の上・下巻を一気読み。まあ、「至高のメニューじゃわい」ってなカンジではなかったが、そこそこ楽しめた。オレ様がもっと美術関連明るかったらもっと面白かったかも。うーん、「ギャラリーフェイク」は大好きなんだけどにゃあ…
そーいえば、高橋克彦といえばこんな話がある。 オレ様のバイト先・NHKの記者のNさんが、ある日当然、 「私、A(頭文字ではなく完全な仮名)です。当然ですが今晩合コンするんですけど参加しませんか?」 との電話を受けたのだ。Nさんは、なんせ毎日色んな人に会う商売なので、名前だけいきなり言われても、よっぽど懇意な仲でないと区別が付かない。だから、 「あの~すいません。どちらでお会いしたかしょうか?申し訳有りませんが教えていただけますか」 とか、そんなようなこと(社会人としての礼儀を守って)訊ねたそうな。 すると、相手は露骨に不機嫌な声を出して、 「高橋克彦の秘書をやってるAです。以前お会いしたでしょう」 といったそうな。 Nさんは以前取材したときのことを思いだした。だけど、仕事もあったので、その誘いは断ったそうな。 んで、その後日。Nさんの知り合いがその時同じようにAに呼ばれていて、その電話してるのを、横で見てたという。 Aは電話を切った後、Nさんの名刺を破って床にたたきつけ、 「独身の寂しい三十男と思って誘ってやったのに!!こんなヤツは、もう声かけてやらん!!!」 と怒り心頭にいきまいてたそうな。 これを知ったNさんとオレの意見は同じ。
…………コイツ、何様?!
Nさんの話では、Aに会ったとき名刺を渡しはしたが、あっちから貰ってないらしい。しかも、その取材自体結構前の話でNさんはその時以来Aとは会った時はないらしい。Nさん曰く、 「こっちは毎日人と会う商売してるんだ。名刺も渡さない相手、しかも作家ではなく秘書の一人まで覚えてられるか。まず、名前と一緒に自分の職業名言うのが常識だろ。大体、いきなり電話かけてきて、断ったからってその態度はなんだ!!作家が偉いんであってオマエが偉いワケじゃないぞ!!」 ん~…全く同感。まあ、あっちにも言い分があるかはしらんし、どんなプライドあるのかしらないけどさあ。やっぱ、秘書が思い上がっちゃいかんとオレも思うぞよ。作家の看板外れればアンタのことなんか誰もしらねえよってカンジですな。 なんちゅうか、ありがちだけど聞いてて情け無くもなった話であった。 まあ、Nさんが一番怒った理由は、 「大体、オレはまだ二十代で三十男じゃねえ!!!」 ………その気持ち、よーーくわかりますタイ。オレ様も老けて見られるしね…かなり(涙)
以上、バイト先のコボレ話でした。
追伸・日記なのに緊急企画『オレ様の心に残る漫画十選』その2
つーわけで第二弾として紹介するのは天才・手塚治虫の遺作『ネオ・ファウスト』手塚先生の作品はどれもホントに心に残る、オレに影響与えまくった作品たちだが、そのきら星のような名作たちの中で、あえてこの作品を上げたのにはワケがある。この作品、実は完結していないのだ。執筆中に手塚先生は亡くなってしまったのだ。第三部の絵コンテ段階、主人公に使える女悪魔・メフィストが囁く!!「貴方にピッタリの側近を用意しました」「こ、コイツは!!!」…………終了。
ぐわあああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!
もー、マジで悶えたね!オレは!! 続き、読みてえ~~~~!!!!!!! この本、オヤジから貰ったんだけど読み終えた直後オレ様、オヤジに猛抗議!!
「ごらっ!!なんちゅうもん見せたんじゃ!!続き気になるやろ!!」 (オヤジ、ニヤニヤと笑いつつ) 「気になるやろ~~。私も気になるもん」
こ、こやつ!!道連れをつくりおったな!!!! かなり怒れましたね。でも、読んで良かったと思ってます。こういった焦燥も読まないと味わえなかったんだと素直に思えたし。 手塚先生ほど喜怒哀楽の表現に長けた人はいないであろう。 つーか、この人いたから現在の漫画大国・日本があるんではなかろーか。とすら思うぜよ。 ある人は手塚作品を模することで。 ある人は全く違った形の作品として。 まあ、人によって受け止め方は違えど、指標とした作家であると思う。 漫画描いたこと無いオレの言うこっちゃないけど。 でも、漫画ってジャンルに捕らわれず「表現とはなにか?」「面白さとはなにか?」つーことを一文章書きとして考えさせられました。 いや、創作とか関係無しに、人間として色々受け止めることが多々あると大袈裟じゃなく思う力が手塚作品にはあるのだ。 今読んでも、「ブラックジャック」を読むと泣け、「ムウ」を読むとゾクッとし、「アドルフに告ぐ」を読んでため息をつく。 オレ様が教師になったとき、学級文庫に置きたい漫画家№1!!だね!!!
2002年09月17日(火) |
ドンペリって胸キュン?! |
今日はなーんか家で本を読んでた。二次の勉強っつっても教育関連の本読むくらいしかねーし。ホントに大丈夫かしらん。
夜はアネゴとタケと一緒に「学校へ行こう」「ガチンコ」見て突っ込みつつ爆笑。二つともしばらく見てなかったのだが変なノリになっちょるなあ。 「ガチンコ」のお水対決では飲みたくても飲めないドンぺり・ピンクがアホほど消費されていく様に涙。あの対決してたネーチャンは好みではなかったが、人間椅子はしてもらいたいなあ…テヘへ……と思う男心の寂しさよ。
今日の発見としてホーシュンは時たま無酸素運動して酸欠になることが趣味と判明。つくづく変わった御方だ…
追伸・日記なのに緊急企画『オレ様の心に残る漫画十選』
なんかだいぶ前に姉が日記だったか掲示板だったかで、やりたがってた『自分的漫画ランキング』ってあったが、ちこっとオレ様もやってみようと考えた。もーそりゃ唐突に。 ただなんつーかオレ様はこれでもかなり漫画愛好家なので、ハッキリ言って人様より少々多く漫画を読んでいる。そんなわけでそのながーいキャリアの上でトップテンしようにも収集つかんわけなのだ。その時の気分によって変わるしな。 つーわけでこれから紹介するのは『オレ様の心に残る漫画十選』てことで。 特に印象が強いというかオレ様の漫画キャリアの中でなかなか重要な位置づけをしているというか。だからトップテンでなく十選としました。あしからーず。
その一『俺の空』 なんちゅうかこの作品だけではなく本宮ひろ志という漫画家は俺の中でスゲー重要な存在なのだ。「俺の空」を初めて読んだときは意味もなくドキドキしたもんだ。本宮は決して絵が激ウマってわけでもないのだが、妙に女性は魅力的に書かれているのだ。 この「俺の空」て作品は財閥の跡取りである主人公が高校を中退して日本全国を旅しながら嫁を捜すつーなかなか豪快な話で、主人公は旅立ちの前に元担任の女教師の前に現れて「先生に最後の指導を受けに来ました」とか何とか言って筆下ろしするのだ。うーん、羨ましい男っぷりじゃ。 旅の途中で婦人警官とイタしちゃったりするのだが、その時のセリフもイカス。 「わ、私、婦人警官なのよ……こ、こんなこと………」 とか言って恥じ入る婦人警官に対し主人公は、 「そう、アナタは婦人警官だ…警官である前に婦人だ………」 とかなんとか、よくわからんが説得力有りげなことを言って口説く姿は男の鑑。 本宮漫画では男は男として描かれていて、女は女して描かれているのが魅力だろう。まーぶっちゃけ男の勝手な理想像が鮮やかに描かれているのだ。まー男だから女だからという考え方が古いと言われればそれまでだか。だって心惹かれちゃう。男の子だもん。 有名な作品を上げれば、多分誰もが知ってる「サラリーマン金太郎」。ドラマの影響でウチのバーサンまで読もうとしたから大した物である。 その主人公・金太郎の奥さんの末永美鈴がこれまたイイ女なのだ。 会社を半年間休んでアマゾン旅行に行こうか悩む金太郎(途中経過はっしょって書くとなんかスゲーな)に美鈴は「アナタはアナタのもの!」と笑って囁いちゃうのだ!!!ああ、こんな嫁さん欲しいよと思いつつ彼女すらいない現在である。
なんだか長くなりそうなので一夜につき一つピックアップつーことで。
2002年09月01日(日) |
秋到来って胸キュン?! |
姉さん、9月です。 とホテル的にスタートする今月の日記。
いやあ…教採の一次は無事三つとも終わりこれで毎日日記書く余裕もできたにゃあ。とか思ってたらそうでもなかった。 7月休んで多分バイトはたっぷりあるし。 あ、取りあえず教採の結果報告。 千葉・富山・岩手の3つ受けたんですが、なーんと一番出来が悪く、絶対落ちると思っていた千葉の一次を突破!!つーか他は全滅デスタ。 まあ、倍率的には千葉のほうが断然低いので当然といえば当然かもしれんが。 でも、なーぜか一緒に千葉を受けたG大の面々は岩手を受かって千葉に落ちるという不可思議現象を巻き起こしてるわけで… 一緒に受ける人がいないわけで… と思ってたら元バイトの先輩のオダッチさんも一次突破してた。 こりゃ、めでてえ!! ちなみにオダッチさんは9月から宮城で小学4年の担任を臨時でしてらっしゃる。いそがしかねー。 そげなワケでどーせなら一緒に宿とって受けようつーことで。 今度はホモに間違われないぞ!!と心から願う(笑)
ちなみに九月の末にだす予定だった20枚レポートもなんとか根性で乗り切る。 んで、その夜はいきつけ上海倶楽部で研究室4年で飲み。 二次会はカラオケフリータイムで結局解散したのは5時過ぎ。 その日は11時からバイトのミーティング、16時半からバイトの泊まりと控えてたんで流石に堪えたッス。ベンベン。 まあ、二次会のカラオケは男女比率が5:1(ちなみに1はオレ)というカンジだったんで、たまにはこーいうメンツもいいにゃあ。エヘラエヘラ。とそれなりに御機嫌鳥なオレであった。毎回だとつらいがな……
その他、カクカクシカジカ色々あった8月も終わり、9月に突入。 昼間はともかく夜はめっきり冷えて秋模様を見せてきた盛岡どす。 9月のメインは29・30日にある千葉教採二次だけど、大学生活最後の夏休み。藤子・F・不二雄的にハラハーラドキドキ学園チックなこともたくさん起こるといいなあ………とか思う今日この頃。
追伸 28日にあった吉田vsホイス戦……なんかホイス陣営文句言ってたけど、ありゃあ吉田の完全勝利ですよ!!奥さん!!
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