愛して　愛して　愛して　愛して　愛して

愛して　愛して　愛して　止まない


そんな薬を　
食事に盛って

毒でもいいから
盛ってほしい


そしたら　もっと　楽になれる

そしたら　もっと　楽しくなれる

あたしがいなくなってしまったら
あなたは　右も左もわからない迷子のように
泣き叫び　彷徨い続けるでしょう

あなたは想いも掛けないほどに
あたしのことを必要としていて
情けなくも
｢あたしがいなくてはダメ｣な人間になっているのでしょう

どんなに
甘いお菓子をふるまったって

どんなに
美味しいごちそうを並べたって

どんなに
やさしい愛のコトバをささやいたって

あなたが｢３｣追いかければ
あたしは｢４｣逃げる


切ない恋の物語の主人公になるのは
あなたの勝手

あなた好みの舞台を繰り広げるのは
あなたの自由

でも
あたしを巻き込むのは　やめて


あたしの気持ちも　わからないで
あたしを好きだなんて　よく言えるね・・・

やさしくできない人がいる

やさしい気持ちになれない人がいる


何も悪いことなんてしてないのに

空気を感じると　息を止めたくなる

声が聞こえると　耳を塞ぎたくなる


静寂が訪れたとき　
『どうして？』と　
自分に問い掛けることしか
できないでいる

あなたを　どうやって　愛せばいいの？

あなたを　愛さなければならないの？


義務のような　足枷は　あたしの躰を拘束する

傷だらけになっても　血まみれになっても
その　重みが消えることは　ないでしょう･･･

色とりどりの景色は　あたしには　もう意味を成さず

掻き混ぜた絵の具が　眼の前に広がるだけ

ちょっと　真剣に　あたしを口説いてみてよ

今なら　奇麗に　落ちるかもしれない


あの時みたいに　口説いてみてよ

あの時以上に　落ちるかもしれない


あたしが欲しいなら　

あの時以上に　真剣に　口説いてみたら？


あなたのココロ　見せてみなさいよ

きょう

いっぱい　笑ったね
いっぱい　驚いたね

そして　
いっぱい　語ったね


大好き　あたしの大切な人たち

大好き　あなたたちに出会えた　あたし

咽に詰った　葉っぱ　掻き出して


じゃないと　息が詰ってしまう


『苦しい』とさえ　叫べない


そんな　咽なら　いっそ　要らない