花に水をやりました

花は笑って　咲きました


私は話しかけました

花は揺れて　応えました


｢ありがとう｣と

なぜか　呟きたくなりました

無機質な声が
私の心を　凍らせる

渦巻いた　不安は　拡大され

培われた　疲労は　肥大する


笑顔に取り巻かれた日々を
もう一度　呼び起こすことは
出来ますか？

夜になると
不安が押し寄せてくるんだ

キミの気持ちを
知ってあげられなかったボクは

今も こうして息をしている

キミの声や仕草を思い出して
考えもしなかった出来事が起こりそうな不安に
胸を痛めてる

キミを

キミを

まだ失いたくないと
ひたすらに
想ってる

来ないもの待って

不安になって

何も見えなくなって

手探りで歩き回ってる


誰も手を引いてくれないの知ってて

何かを待ってる

あなたが教えてくれたの

誰も頼っては生きていけないのだと


あなたが教えてくれたの

あたし一人でも生きてかなきゃいけないのだと


この足は　立つためにあるのだと
やっと気付いたの


他人は頼れぬ生き物だと

あなたが身をもって教えてくれたの

これでいいの？

本当にいいの？

『やられたらやり返せ』

命が掛かってるなら　時には大切かもしれない


でも　なんか　簡単過ぎない？

『戦争』って言葉は　
いとも簡単に発せられていいものなの？


あんなに簡単に　発せられていいものなの？


『初まり』に理由があったとしても
『途中』から何も見えなくなって
『終わり』には無駄が残る

『初め』にあったはずの　意味さえ　どこかへやってしまって

本当に大切なことが　見えなくて　隠されて

小さなあたしたちは　壊されて　無くなって

なんだか　
笑顔の日々も　
笑うことの意味も
愛するというココロも

忘れてしまいそう

消されてしまいそう


取り上げられて　しまいそう・・・

今日はあたしの誕生日

あたしがこの世に出てきた日

それで良かったのか　悪かったのかなんて
死ぬまで　わからないけれど
生まれてこなきゃ　わからなかったけれど


ただ　わかるのは
今　ここに生きてて
小さくも　大きくも　
幸せを感じる時があるってこと

だから　きっと　良かったんだ


何もかもを　壊してしまいたいほどに

何もかもを　無くしてしまいたいほどに

時に　哀しみに暮れることもあるけれど

それこそがあたしが生きているという　証


ココロがあたたまった　瞬間(とき)
あたしがここに居ることが
間違いじゃないと　感じられる