日記をアップするのも久しぶりになってしまいました。８月はNEC軽井沢72と三菱キャタピラーを観戦したのですが、久々の女子ツアーは藍ちゃんを中心に盛り上がってましたね。
　でも私が最も気になったのは高又順選手のスイングなんです。両ヒジに余裕を持たせたまま体の向きを変えて打つ。哲仁コーチの理論に近いものを感じました。だからこそ、長くトップでやっていられるんじゃないでしょうかね〜。女子プロのみなさん、高選手のスイングは要チェックですよ。
　クラブの市場では、「ドクター・サトー」というドライバーが登場しましたけど、これもマスダのコンセプトと通じるものがあります。なにしろこの会社のコンセプトも「シャフト線上とヘッドの重心ができるだけずれていないクラブ」というもので、深重心、低重心をうたう大手メーカーとは一線を画しているのです。
　このクラブのデザインはかなり奇抜なので、マスダの「新しい機能をなるべく普通の形状の中に納めたい」という考えとは異なりますが、クラブデザインの分野に「軸線と重心の一致」という新しい基準ができつつあるというのは、歓迎すべきだと思います。
　案外近い将来、大手メーカーも「軸線と重心の一致」に開発の焦点を切り替えてくるかもしれないな、なんて思ってしまいます。

ゴルフライター小林一人

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