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ジャン - 1998年08月13日(木) 実がいない。 日本にいない1週間の、最終日。 だからあした、帰ってくる。 1人でお買い物に行くとちゅう、駅のホームで変な声がした。 実にメールを打っているときに邪魔されたわけです。 かれしに?メールしてるの?とか、そんなどうしようもない風に。 みると日本の人ではない。とても色が白くて目が透けてて体臭がきつい。 どこにいくの? え・・・渋谷。 わたしも。一緒にいこうよ。とかなんとか。記憶はあいまい。 ハンズにいって。お茶しましょうよ。とかなんとか。あいまい。 たかが茶で向かい合うと手をにぎってくる。 あのね、あなたとっても素敵な人だから、気に入った。 綺麗だしー、肌きれい、白い人はきれいね。とかなんとか。 あのね、日本のお家が大好きで、そんな感じのホテルに行きませんか? はあ、いいですよ。 いっちゃった。 なにが後悔かって。 初めて国や文化の違う人とのセックスで、とにかくあれだったのは 臭いが、とても。 シャワーで消えるような日本人とは違い、それはもう彼という人間の臭いなので仕方ない。 仕方、ないけど、むずかしかった、理解というか受け入れというか。 おちんちんは感じなかったし。 せっかく実へのお土産話ができると思ったけど期待は失望の母。 彼の臭いはわたしにも移行するという事実にもおどろき焦ったり。 あしたは実が帰ってくる。 尾びれ背びれをつけてでも、今日の話は盛大に報告しなきゃ。 よろこんでくれるかな。 早く実とセックスしたいな。 ...
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