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貴婦人は祈りを抱えて海の底で眠りについた |
■ 2004年08月01日(日) |
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昨夜のことだけれど、NHKで『シェエラザード』(@浅田次郎)がやっていた。 原作を読んでいた私は、ちょっと面白半分で見初めてみた。 すごい、大爆笑。 そんなバカなとものすごく笑わせてもらった。
キャストは悪くないはず。 むしろ豪華だと思う。 でも、あのCGはないだろう。 弥勒丸が…背景とさっぱり合ってないYO! さすがNHK、やってしまうスケールが違いすぎる。 しかもあの脚本、そんなむちゃくちゃな! 百合子、相手違うよ! しかも相手存在してないよ! 土屋さんはどこへいっちゃったの!? 私の…私の涙を返してくれぇー。
まぁね、文庫上下巻を3時間弱にしようっていう話だから、そりゃあたくさん省かなきゃならなかっただろうさ。 でも私は悲しい。 しかし、NHKだからしょうがないかと思わせてしまうのが、NHKのすごいところだと痛感した。
原作を読んでいない彼と一緒に見ていたけれど、話がよくわからないと言っていた。 それって脚本として問題があるとか以前に、物語の容量がドラマにするには多すぎるのかもしれない。 私だってよくわからなくて、何度もページを前にさかのぼって人物の設定とか、確認してたもんなぁ。
それをきっかけに、今朝、原作をざっと見返してみた。 それだけで涙が出てきた。やっぱ浅田次郎、いいなぁ。
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