2004年07月19日(月) |
今年初ダイブと、文化崩壊の懸念と |
3連休伊豆大島へダイビングに。
鼠小僧が学生時代働いていたK書店のHさんらに誘われて始めたのが1年前のこと。それから去年は3回も大島へ渡航し、今年もまた伊豆大島へ行ってきた。
海の中で動くというのは、はっきり言って大変だ。とくにおいらは初心者、はっきり言って潜りが下手なので、非常に「あくせく」しながら潜っている。それでも海に潜りに行きたいのは、海の中が非常に美しいこと、それと海の中に潜っている感覚、体全体を水につつまれている感覚が非常に気持ちいいのだ。
海の中の水がまだ冷たかったり、流れが速かったりちょっと大変なところもあったが、非常に充実した3日間だった。さっそく、8月、9月も予約を入れてきてしまった。あは。
さてさて、携帯電話っていうものは非常に便利なもので、離島にいてもちゃんといろいろな情報を伝えてきてくれる。
「青山ブックセンター倒産」 書店員の人たちと遊びに来ている時にこんな情報が飛び込んでくるとはなんとも皮肉だ。青山ブックセンターに一度でも足を運んだことがある人なら、写真集やデザイン関係の本の充実ぶりをご存知のことだろう。これらの書籍は大手ブックストアーでは「売れない本」として敬遠されがちの書籍だ。さらに一冊の価格が高い。いくら返品できるとは言っても、こういった「高くて売れない」というモノを置いておくリスクを払える余裕がどこの本屋にもないのだ。
しかし、これらの本は絶対無くてはならない本である。本屋は大手になればなるほど、(詳しい説明ははぶくが)そのシステム上、潰れにくい仕組みになっている。それでもつぶれてしまったということに、この国の文化の脆弱性を感じずにいられない。
取次ぎの鈴木書店が倒産していらいの、出版業界ビックニュース。思えば鈴木書店も、中小の出版社や人文書など「売れない本」を出す出版社を相手にしていた取次ぎだった。「良心」から順につぶれていってしまう、日本の出版業界とはそういうところなのだろうか。
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