鼠小僧白吉のうだうだ日記

2004年08月29日(日) 華氏911とおいらの明日の心配と

話題のマイケル・ムーアの「華氏911」を見に恵比寿まで。

恵比寿ガーデンプレイスの中にある「ガーデンシネマ」。ガーデンプレイスのあちらこちらに貼られているポスターを見るとどうやら今年10周年とのこと。あーもんそんなに立つのね、ここ出来てから。そういやそうだ、ガーデンプレイスが出来たばっかのころ、よく当時の彼女と遊びに来てたが、考えたら詰め襟の学ラン着てたたもんなー。
などとどうでもいいコトが思い出されるのは今日は雨が降っているからか。

さてこんな記憶が呼び出されるほど、恵比寿ガーデンプレイスはおしゃれな場所であり、その中にある映画館もなかなかおしゃれな感じがする場所なのであるが……

しかし、なんか違う。映画館の中に入っていくとそんなおしゃれな空気とは、別の空気が流れているのである。「いかついかっこうをされたおじさま」「ふだん”なにか”をやられていらっしゃるような方々」そんな人たちが、おまえら恵比寿なんか来たことねーだろう! って感じの方々が、恵比寿の風になじんでいる人々の中にまぎれこんでいるのである。

映画館でこの感じなんか記憶にあるゾ。そうだ「プライド」だ! 
プライドと言ってもアイスホッケーのベタベタドラマのことではない。津川雅彦が東條秀樹の役で出演してた戦争映画である。あーその手のおっさんたちは、やっぱり戦争関連のモノには敏感に反応しちゃうのね。

などと、思っているうちに映画がスタート。

いろいろ聞いていた話しから、ブッシュをもっとちゃかしたコメディータッチの映画かと思いきや、意外とまじめなドキュメント。
ただドキュメンタリーというものは、その前提が分かってないと面白くないことがあり、我々日本人には、なかなかわかりにくいシーンもいくつかあった。

ムーア監督はこの映画を「ブッシュを落選させるために作った」と言っているから、その意図としては大成功かも。
あまりアメリカの状勢とかには不勉強なので、この作品で語られれていることに対して、具体的な論評は避けるが、おかしいと思ったことに関して色々調べるというのは、ジャーナリズムの基本。そう考えると、この映画はなかなかの出来なんではないだろうか。
テリー伊藤あたりが小泉純一郎にカメラを向けて日本版の「華氏911」を制作したら面白いかも知れない。タイトルは「幸せの3色のハンカチ」とかでどうでしょう。

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映画を見終わったあと、恵比寿と渋谷の間にあるダイビングショップにちょっくら顔をだそうと思って、歩いて渋谷方面へ。その途中、書店員ノリから電話。恩師の本のことについてうだうだと歩きながら話す。
見たばっかりの「華氏911」についてもあーじゃないいこーじゃないと話して、ついつい電話に熱中していたら……ありゃりゃ渋谷の駅通りすぎてるじゃないかい!

今さらダイビングショップのところまで、戻るのもかったるいのでそのままブックファーストを巡回し、家路へと向かうおいら。何しにここまできたのだろう。
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と、おいらが暇な一日をすごしているのは今夏休みを取っているから。で、明日から伊豆大島に行って来ますー! なのだが、おい台風! こんな時にこなくてもいいだろう。今日の大島行きの船は全便欠航。あしたもかなりあやしいらしい。トホホついてねー。

こうなったら今晩はやけ酒か! かなりむかついている今日コノゴロである。


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