2004年11月15日(月) |
感謝!零文学 感謝!文学フリマ |
自分で作った本を自分たちの手で販売するイベント、それが「文学フリマ」だ。このイベントの存在を知ったのは確か1年前だったような気がするが、イベントに参加してみたくなって「零文学」という雑誌を作った。
いや、雑誌……というか同人誌を制作しようという構想は学生時代からあった。しかしなんだかんだでのびのびになっていて今日まで形になってこなかった。
「零文学」を作ろう! が先か、「文学フリマに出よう!」というのが先か、どっちの気持ちが重たくて、どっちの気持ちが先に生まれたのか、はっきりとは忘れてしまったが、2004年の11月に開催される文学フリマに零文学を出すということで、プロジェクトはスタート、「文学フリマ」という明確な締め切り日が設定され、「やらなくてはならない」状況が生まれた。
試行錯誤もあった、大幅なスケジュールの遅れもあった、でも出来た、そして文学フリマに出店できた。
買いにきてくれるのは仲間内だけだろうな〜、それ以外に1冊でも2冊でも売れたらいいな〜。
当日はじまるまではそう思っていた。でも、まったくしらない人が、初めて会う人たちが、うちらの本を買っていってくれた。こんなに嬉しいことはない。
「零文学さんて法政の方々なんですよね〜、僕も法政です」 「飯田橋特集かあ、今飯田橋で仕事してるんで読んでみたいなーと思って」 「小笠原先生と関係あるんですか? 僕も先生にお世話になったことがありまして……」
ネットとカタログのわずかな情報しか発信していなかったのだが、そのわずかな情報を目にして、「零文学」をたずねてきてくれた人がいたのは驚きだった。
零文学が出来たことに感謝! 零文学に興味を持ってくれた人がいることに感謝! 文学フリマに来てくれたことに感謝! そして零文学を買ってくれたことに感謝!
我々の「零文学」はまだまだ始まったばかりです。 今後も長い目で応援していただけるとありがたいです。
暫くは感謝の余韻に浸らせていただいて…… 年内には次号に向けて動きだしたいと思います。
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