新・ぽ組じゃけぇ!!
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2001年09月28日(金) 「ご満悦」~Mステ&ハルイチの巻~

Mステにて新曲「ヴォイス」初披露。
アキヒトさんは、ほとんどそのつぶらな瞳を閉じて歌ってらっしゃいました。
むふっ☆(^з^)-☆(これ以上はコメントを控えさせていただきます/爆)

それにしても・・・人間の耳ってええかげんじゃね?ラジオから聞き取った歌詞、
まー、空耳のようにまちがっとった!(爆)耳から覚えて口ずさんどる歌、
歌詞カード見たら全然ちがっとったっちゅーことありませんか?
私、ようあります。(^_^;)

Mステを見ながら、ちょっとお遊びを。
懐かしのVTRを見てる3人の頭の中を想像してみました。

アキヒト:「・・・ありゃー、それもアリなんか?!そりゃないじゃろー?!思うけど、
      顔に出さんとこ・・・クール、クールじゃぞー?(言い聞かせてる)」
ハルイチ:「そうそう!!こういう奴おった、おった!!今はどこ行きよったんかのぉー?」
タマ:  「・・・眠い・・・じっと座っとるとかなり眠い・・・」 

このセリフはすべてフィクションです。(爆)
楽しかったです。いったいどこ見とるんじゃ?オマエ?!(自爆)


さて、昨日の続き、B-PASSインタビュー。
長くなりそうなので、ハルイチの巻は「詞」をメインに。

最近、詞のスタイルが変わってきたってことに対して。
「今までは曲が呼ぶテーマで書いてたけれど、ポルノと自分を重ねすぎてる、
 ソロじゃないから、ある程度客観的な目を持たないといけないと思った」のだそうだ。
そして続く言葉に、コトバを生み出す者の辛さを垣間見たような気がした。

「2枚目のアルバム『foo?』まではいろんな詞のスタイルに挑戦していた。
 設定を考えて、こういう気持ちをこんな面白く言えるとワクワクしてた。
 けど、今はそれにワクワクしない。やりたいことがそのまんまの形でしか
 出てこない。ひねると自分の気持ちじゃなくなるから、面白くない」
私はクリエイターじゃないけど、この気持ち、なんだかわかります。

「スランプじゃない、でもこのまま行くとやめないといけなくなる。書き切るということ。
 自分のそのままを吐露するって大変なこと。だからやめていく人も、休む人も、
 破滅に向かう人もいる」
重かったです、この言葉。

そして彼は、”3人でポルノ”というバンドとしての表現力、”濃さ”をとっても大切にしている。
音で食ってくという真摯な態度。私がしばらく忘れていたものを呼び覚ましてくれたのがポルノ。
アキヒトの歌、ハルイチのギター、タマのベース。そして何よりも、ハルイチ本人の歌詞。
私に「書こう」という気を起こさせるのも、彼らなのだ。

「ヴォイス」のキーワードの”天使”、ツアータイトルの”Cupid”とも関連しているという。
たまたまその時読んでいたシェークスピアの「真夏の夜の夢」にその言葉があったのだそうだ。
こういう、神様が降りてきた瞬間っての、あるよね?書く者として。

”Cupid is painted blind”
昔の宗教画では天使は目隠ししてたり、目を閉じてたりして描かれていたらしい。
意訳すると「恋は目で見るものじゃなくて心で感じるもの。だから天使はすべて盲目に描かれている」。
その言葉にもちょっと胸が、それこそぎゅい~ん、ぎゅい~んって感じになった私。
そして彼はこうつなげる。
「そこだけをとると・・・”音楽、聴いてね”ってことに集約されるかなと思って。
 ”聴いてね、感じてね”っていう」
私が芸術的なことが好きなのは、つまりはこういうことなのかもしれない。
人間って愚かだけど、いいよ、やっぱり。

最後に、彼のこの言葉で締めたい。
”身を削る・・・本質を見せていかないと、もう進んでいけなくなる”と言ったタマちゃんの言葉に対して、
「身を削るにはパワーがいる。でも”削る”部分は、まだまだ自分の中にある」と。

書く者の端くれとして、ハルイっちゃんの書くことへの姿勢が読み取れてうれしかった。
新しく進んで行きそうな彼らに期待したい。


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