今日、久しぶりに山の散歩をした。散歩の時にアキコが木の穴を見つけて「あ、何か住んでるかな」と言った。この木の穴は、ボクが前からずっと気になっていた穴だった。何か住んでいるに違いないとずっと思っていたのだ。アキコが木の穴をのぞき込んだ。ボクはドキドキした。だが、木の穴には何も住んでいなかった。アキコが「何も住んでないや」と言った。ボクは何だか少し寂しくなった。知らないままの方が良いことも世の中には多くあるような気がする。