今日、ボクは散歩の途中でとっても赤い木の実を見つけた。 アキコに聞いたら「アオキ」という木の実らしい。 この木は、実も赤くてきれいだが、こんな冬でも青々とした 葉をつけていて、冬とは思えないくらい元気な木である。
アキコが教えてくれたのだが、このアオキという木の葉は冬 でも青く茂っているので、以前はこの辺りで牛を飼っている 人はみんな冬になるとカゴを背負って牛のエサにするために 山にこの木の葉を取りに行ったのだそうである。 この木の葉は、この辺りでは別名「オショイッパ」というら しい。
ボクが「この赤い実は食べられるのだろうか」と思っていた ら、アキコが「赤いけど食べられないよ」と言った。 食べられるかどうかなんてボクは聞いていないのに、アキコ はどうしてそれがわかったのだろう。 実はアキコもすぐに食べられるかどうかを考える食いしん坊 なのではないだろうか。

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