カミチィのバス乗務日記

カミチィ
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2007年07月24日(火) ■

大事件!?

今日は大橋線。全部で５本！
昨日と比べると非常に楽勝～(^_^;)

しかも大橋線と言いながら、
最初の２本は月の浦⇔下大利駅を運行します。
１本目はまだ朝六時半ぐらいだったからけっこう空いてたけど、
２本目はちょうど通勤ラッシュで、
超～超～超～っ満員！！！
参ったっすよーー
(さっきは楽勝っていったけどね^^;)
それでもお昼過ぎまで耐えれば今日はオシマイだし、
気分的にはやっぱラクです。

そして３本目から大橋線に突入です。
で、３本目は平野ハイツ⇔大橋駅の運転です。
これは無事に終わったんですが、
大事件はこの次の４本目。。
大橋駅に定刻数分遅れて到着してまずまずでしたが、
降車の際、カミチィに悲劇が待っていました。

下車時最後から二番目の女性。。
１０００円のバスカードを購入されました。
代金は両替と同じところにお金を投入ＯＲ挿入していただきます。
何も言わないで投入ＯＲ挿入しても両替になっちゃいますので、
運転士にバスカードを購入する旨伝えてもらいます。
すると運転士はとあるボタンを押しますので
それからお金を両替口に投入または挿入していただくと、
両替でなく金庫の中にお金は吸い込まれていきます。
すると祝!売り上げ！ってことでカードをお客様にお渡しできます。
そして数秒間はその昨日が有効に働いています。
ので・・その後両替する時は、
しばらく何秒か待っていただくことになります。

ところぎゃっ！

その何秒か経たないうちに
車内で最後に下車のお客様(５０歳ぐらいの○○しい男性)が
両替で千円札を挿入されちゃったのよ！

当然、両替ではなく金庫の中に見事にすーーっと吸い込まれてしまいました。

カミチィ(以下「カ」と記す)『あーーっ！お客様バスカードをお求めですか？』
お客様(以下「客」と記す)『両替だよ！お金出てこないぞ！金返せよ！(怒)』
カ『すみません、まだ機械が両替に切り替わってなかったんです。』
カ『だから金庫の中に入っていってしまいましてこれは取り出せないんですよ！』
カ『運転士は勤務中に現金を一切持ってないので・・』
カ『バスカードではいけませんか？』
客『バスカードはいらないよ！金を返せ！(大怒)』
カ『運賃の代わりに使える証明書を発行していいですか？』
客『俺の全財産なんだ！お金がないと電車に乗れないじゃないか！(大大怒)』
カ『そうですか。。それは困りました。。営業所に電話して上司の指示を仰いでいいですか？』
客『いいよ！』

・・・で、営業所に電話。

上司が言うには、、
大橋駅の改札口のところの駅員さんに事情を話して１０００円貸してもらいなさい。
それか交番に行って、事情を話し・・(以下同じ)

ならば電車とバスは一応同じＮ鉄同士だから身内ってことで、
じゃ、駅に借りに行きます！
と、少し安心してその客と駅に行き、
改札口の駅員さんにお話をすると、
早い話がお貸しできない！とのこと。。
カミチィガーーーーン！！！！
ん？上司は借りれるって言ったけど、
なんだ？借りられないのか？

駅員さんが言うには、
バス運転士と同じで勤務中は駅員は私金(しきん)を持っていない。
だからもし貸すとすれば売り上げからしかお貸しできないが、
それは勝手に私たちにはできない。
お宅の上司から管理駅である福岡駅の上役に話ししていただき、
上役から私たちに指示されない限りお金を貸すことは出来ない。。！！
だって。
ま、確かに言われてみればその通りだよね。
逆の立場だとしてもこちらも同じ返答を絶対してるよね。。
ってことで駅でお金を借りるのは諦めて、
今度は案外近くにある交番にＧＯ～！

で、交番の入り口はガラスでカミチィの存在は丸見えなんですが、
一応ノックして社員証と何故か運転免許証を出して、
自分の自己紹介をして、要件を切り出しました。
『す、すみません！１０００円貸してください！
金庫の中にお金が吸い込まれてしまいまして
お客さんにお返ししなくちゃいけないのです！』
すると警官の方々５人ぐらいいましたが、
『交番にはお貸しするお金は準備してないんですよ。。』だって。。
カミチィまたしてもガーーーーン！
でもその中の優しい警察官が口を開きました。
『あなたの身分ははっきりわかりましたから私個人のお金からお貸ししましょう！』
と、天使のささやきに聞こえる言葉が・・・(T_T)
で、無事に警官からついに１０００円をお借りすることがデキ、
先ほどのお客様にお返しすることができました。

そのお客様には何度も頭を下げ何度も謝り、
何とか、怒りを静めてもらえました。

そんな大事件がありまして(すでに時間は２０分経過)、
その後のカミチィ号はスターフの時間とはだいぶかけ離れてしまいカミチィ号のダイヤは大混乱！
なのに、お客多いぞ！
２０分遅れでも大橋駅行きのバスは各バス停お客がお待ちじゃん(~o~)
やっべぇ～。。絶対みんな怒ってるぞ！
一人は『このバスは何分のバスですか！』と噛み付く人がいたけど、
それにとらわれては事故の元。
平謝りで交わして平常心で運転しました。
もっともカミチィ得意のお詫びのアナウンスで納得していただいたようですが。。

ってことでカミチィ最後の大橋２往復は遅れのお詫びのアナウンスの連発で終了。

なんだか精神的にも肉体的にもとっても疲れたカミチィでした。
しかし今日の事件はカミチィこの業界に入って初体験。。
いい勉強と言えばいい勉強でした。
ってことにしておこう(~o~)

追伸：仕事終わってから１０００円返しに行きました(ToT)/~~~

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