不機嫌なブーケ QLOOKアクセス解析

目次戻る進む


2007年03月25日(日) 車酔いとロケンロール。



息子は車酔いをする。 まだ車に酔っているという状況を説明出来ない
頃は、「お腹いたいよ~」と言って泣いて吐くだけで、遊びに連れて行く
時などは初っ端からそれで、可哀相だと思ったものだ。
車から降りたら いきなり元気になるわけだが。

私は車酔いはしなかった。 ブランコには良く酔ったので 今も嫌い。
弟は良く車酔いをした。 だから車酔いのつらさは解ると言う。
解るが自分の車で吐かれるのは頼むから勘弁ねとも言うので
出掛ける時は酔い止め、ツボに湿布など出来るは打って行く。

車酔いは、気が逸れる事で軽くなる事もあるらしい。
息子の場合、気に入った音楽を一定のボリュームで聴く事で、かなりの
時間を持たせることが出来る。
息子の聴く音楽イコール私の聴く音楽。 ゆえにジャンルは雑多な感じだ。
少しばかり遠い耳鼻科への往復に、同じ曲ばかり10回くらい立て続けに
かけさせられたりする。 好きな曲でもさすがに こっちは飽きて
悲しくなって来る。

一番切なかったのは クラフトワークにはまってしまった時だ。
彼らの曲に「DENTAKU」と言うのがある。妙な日本語で歌っていて
ボクハ オンガクカ デンタクカタテニ オシタリ ヒイタリ・・・って
バリバリのテクノで、知っている方はアレをエンドレスで所望されつつ
子供を病院に運んでる母の心情をおもんぱかって笑ってやって下さい。

息子はバラッドがダメ。 それには気が付いた。
Ooooh M~y Lovおえええっとなってしまうのだ。色んな意味で心配。
ではロックはどうなのか。 クイーンはいけた。 が 一番でかい音で
クイーンかな?と言う感じ。 ハードロックはどうなのか。
音で酔わないか。 普通はむしろ酔いそうだと思うが。
ところがこれが案外大丈夫、と言うかすっかり気に入ってしまった様子で
ハードロック系をドライブに所望される事が多くなった。

弟は車の中で音楽を大きく流すのがダメ。 しかもハードロックが全然だめ。
長距離移動は弟の車でしか出来ないので、いつもそこが問題となる。
小さくかけると、息子が酔ってしまう。 大きくかけると「オレが事故りそう」
となる。でも「酔わせるなよ。吐くのはご法度」 なので大変だ。
息子の座る後部座席にだけ 音を流す作戦など考えてみたが、息子には
音が小さ過ぎ、弟にはそれでも大き過ぎるらしい。3匹のクマの童話
みたいである。 ちなみに後部座席には祖母(母)も座ってる。
「母さん、音平気なのか」 と弟。
「私は大きく聴く方が好きだから」
「って言うか、ロック平気なの??」 「別に。好き」 そうですか。

「オレもね、昔は信じられないくらいでかい音で聴きながら運転した。
でもタバコが初めは1mmなんて吸えるかと思いながら吸ってるうちに
3㎜でも吸えなくなる様に・・・」
 タバコを止める気はないらしい。

「やっぱり少し、小さくするからね」 と言うと素直に「うん」 と
答えるのだが、しばらくするとぐんにゃりしてしまう息子。
何度かそれを繰り返して、やっと目的地に着く感じだ。

微妙なボリュームで(後部だけやや大きめ)某曲を聴いていた時に
はっと気が付いた。
そうか!!戦隊物とかのOPテーマ曲ってハードロック系が多いんだ。
過去の名曲の劣化コピーみたいなのばっかりだもんね。
耳馴染みがいいはずだよ。

バラッドだけは息子とは趣味が合わない。
いつかカーズの『ドライブ』とか一緒に聴いてみたい。
古いね、どうにも。







リリオペ  ブログほーむめーる

My追加