方向音痴の私は、自分の中に特別な地図を持っている。自分の中での目印や、そのときの思い出と一緒に描かれている地図。役に立つときもあれば、まったく役立たないこともある。現実の地図とは大きな隔たりのある私だけの地図。もちろん、私の地図にのっていない土地は多々あるわけで。いつか現実にそぐった地図が、私の中にえがかれることがあるのかな。今は、現実とのへだたりを楽しんでいるかんじ。