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■ 写真を撮ってもらう
写真を撮ってもらう。 できた写真にうつりこんでいるのは、まるで別人のよう(実は、撮ってくれた人のセンスや感度というのが抜群にすばらしくて、それに惚れていたりするのです)。 「あなた」がレンズを覗き、シャッターを押したその瞬間、 わたしは「あなた」に所有された。 でも、(とくに今回は)その甘さを味わいがためだけ、に撮ってもらったのではない。 なにものかに「所有」される、その一瞬は、 あの怖ろしい重力から免れることができるから。 今日は、だから、そのとき必死で刻みつけた記憶と感覚にかろうじて支えてもらっている。 でも、カメラのデータとして残るのは、かっこつきの「わたし」であって、このわたしではないの(そう思うと苦しいのはなぜ?)。 でも、データとして残った「わたし」が、だれかに鑑賞してもらえるオブジェになれるのだったら、いいな。
2005年09月01日(木)
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