37.2℃の微熱
北端あおい



 ステーシー

大槻ケンジ『ステーシー』(角川ホラー文庫、2000)をとうとう読了。
この物語を手渡してくれた方に、心から感謝(漫画も読んだし、残るは映画版!)。
ちょっと危うい物語かな、と思ったのだけれど、意外と大丈夫みたい。
なぜか昨日よりにこにこしています。

好きだろうな、好きだろうなと思っていても、そういうものに手をだすのを
躊躇してしまったり、あえてはずしたりと距離を保とうとしてきたのだけれど(ますます暴走してしまうんじゃないかと惧れていたから、なのです)。
でも、あまりブレーキをかけるのは、もうやめてしまおうかな。

でも、最近ってこういう物語を読んで、安定しているなんて、そっちのほうがおかしい、というような状態なのです(困りもの。改善キャンペーン実施中)。

これって、・・もしかして「ニアデスハピネス」状態?
じゃあ、やっぱり「再殺」の権利を渡す人をさがさなくては!

★ステーシー化
14歳から17歳の少女が突如原因不明の死を迎え、人間を襲う「ステーシー」となって黄泉返る現象。ステーシーを再殺するには、165分割の肉片にしなければならない。

★「ニアデスハピネス」
「臨死遊戯状様」の笑顔。
ステーシー化する直前の少女たちが、うかべる典型的な多幸感に包まれた笑顔のこと。

2005年10月04日(火)
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