37.2℃の微熱
北端あおい



 午後の曳航

うごく体力すらなくて、ぼんやりLuis john Carlino監督『午後の曳航』 を鑑賞。
DVD鑑賞できる環境になりましたと言ったら、会社の三島由紀夫ファンの先輩が貸してくれたのだ。
「北端さんの好みじゃないかも」という但しつきで。



純粋であることは美しい、人間の本能の欲望肯定、弱肉強食賛美…。
展開される悪の論理がとても幼稚に見えてしまう。
『純粋』=『完璧』という思想に、なんだかなじめません。
『純粋』と『完璧』がイコールで結ばれてしまっているのにもとても違和感を覚えます。



でもなにより三島由紀夫はすべてがロマンチックすぎるのです。
それよりにゃんこが…解剖されてしまうシーンがショック。
映倫でも問題になったシーンとかで、あれでもカットされているの!?

なので、北端の好みではありませんでした…
せっかく貸してくれたのにごめんなさい、先輩。




2005年12月29日(木)
初日 最新 目次 MAIL HOME


My追加