今年も、あいつ等は私を見下し、馬鹿にして過ごすつもりらしい。其れが、愛情だと履き違えて居る。手が滑ったと言う父。窘めながらも、其れほど深刻に捉えず笑って居る母。死にたくなるのは、こんな日だ。また、一年は始まってしまった。焦燥。絶望。部屋で独り、世界から取り残されたような気持で、消失を願う。