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スナの自由気ままな画像付き日記
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2005年07月31日(日)_
旅装備確認ラン


夏休み前最後の週末。旅装備に改造したロードで山を軽く走って調整や様子見など。最後はサガサイにてさらにパーツ交換。これで旅に向けての装備は揃ったかな。

今日は本当はサークルの人を誘ってランをする予定だったけど、誰も呼びかけに反応してくれなかったのでランは中止。天気予報では曇り20%とか微妙な感じだったけど、実際は晴れたので、気持ちよく走る事ができた。

ペダルをSPD-SL→SPD、ボトルケージをカーボン横出し→アルミスタンダード、サドルを前のクッションが多いものに、シートポストをカーボン→アルミに、色々と旅に向けてパーツ交換をしていた。

前日は夜な夜な、旅で使うホイールとしてシマノのWH-R540に交換。夜中に始めたのでかなり夜更かししてしまった。タイヤ(プロ2レース)もチューブ(R-AIR)も新品をつけた。ちなみに後輪のみ。前輪はキシリウムのままで行く。



14時過ぎに出発。遅い出発なので、そんなに長い距離を走るつもりはない。今度の夏休みツーリングも坂がメインなので、とりあえず坂を上って調子を確かめる。お馴染み愛川エリアから東南林道辺りを走って帰ってくることにする。

SPDペダル+シューズは去年の夏休みツーリング以来だから約1年ぶり。歩きやすいのはいいが、やはりペダリングに違和感がある。慣れの問題なのかもしれないが、ロード用シューズ+ペダルがいかにペダリングしやすいか改めて実感する。

夏祭りで盛り上がっているエリアを後に、西へ。50-36Tのコンパクトドライブの使用感はまずまず。インナー36Tは、39Tと比べるとスプロケ1枚分軽くなった感じ(ギア比を計算してもそんなもん)。

39Tのときは19T~16Tを使う頻度が高かったが、36Tでは17T~15Tがメインになる。しかし速度域が上がるとインナーxトップ近くにギアがかかり、アウターにしなければならない。ちょうどこの辺りの速度域で走るときは、ちょっと使いづらいかも。

インナーで思いっきり回転上げるか、アウターにして重めのギアをゴリゴリ踏むか、平地を飛ばすときは空白のギア比区間をカバーするのにちょっと苦労しそうだ。その分上りではコンパクトの威力を発揮してくれるから、どっこいどっこいかな。



ホイールがキシリSLからR540に変わったので走りが重たくなるかなと思っていたが、むしろ逆で走りが楽になった。リムが重い分、慣性が働いて、スピードが乗った後は楽に速度を維持できるような感じ。

上りオンリーのヒルクライムレースだと重量がハンデになりそうだが、平地を走る分にはこっちの方がいいかも。安いから気楽に使えるし。ラチェット音も静かでいい感じ。けっこう気に入ってしまった。



今日もかなり暑い。日差しも強い。熱中症にならないよう、こまめに水分補給をしながら走って行く。しばらく走ったところで、サドルの高さを調整。5mmほど上げるとちょうどよくなった。

交通量の少ないお馴染みの裏道ルートで、マッタリと走って行く。上りでも荷物を積んだ事を想定して、あえて重めのギアで上ってみたり、急な上りでは36x27Tを試してみたり。

座間の辺りで、バス停で停まったバスの後ろでストップ。すると横につけた軽トラからおじさんが「今日は200kmかい?」と声をかけてきた。「いえいえ、100kmくらいですよ、昼からなんで」「100kmかぁ、すごいねぇ」「まぁ5時間くらいですから」「すごいねぇ、いいねぇ楽しそうだねぇ」「はい、暑いですけどね」「がんばってね」「はい、ありがとうございます」



田んぼの中に続く道に出る。何度来ても気持ちいい風景だ。県道に曲がった後の直線は、走っていても全く音がしないときがあり(自分のタイヤの走行音すらも)、とても気持ちいい。

座架依橋で相模川を渡り、田んぼの中に一直線の道が延びる風景を眺める。その後のちょっとした坂をひたすらダンシングで上ってみたり、短いランなので色々な走り方を試してみる。

裏道に入って坂を下ると、前回開拓した善明川沿いの道へ。小さな川を挟んで道が併走しているので、グループで走る際に両側に分かれると、走っているところを撮影できるなぁとか思いながら走って行った。

才戸橋で対岸に渡って横道に入り、下りの勢いを利用して飛ばす。この区間は爽快だ。八菅橋で再び対岸へ。以前サークルでBBQをした辺りだが、今日も多くの人で賑わっていた。



川沿いののどかな道をまったり走る。雰囲気のいい近藤坂を上っていく。36Tのおかげで、いつもより一枚重いギアで上っていける。勾配がきついところで36x27Tに入れてみた。これくらいの勾配では軽すぎるが、激坂ではかなり頼もしそうだ。

水道坂では、久しぶりに写真を撮ってみることにした。いつものように思いっきり下って70km/hの速度を体感するのも楽しいけど、この下っているときに見える眺めを写真に納めておきたい(以前EX-Z40で1回撮ったことあるけど)。

田代のサークルKで休憩。トイレを借りたが、出るときにトイレ待ちをしていた女性が中学生のとき好きだった女の子にちょっと似ていた(年もちょうどおれと同じくらいだったけど、たぶん違うだろうなぁ)。美人だった。



コンビニを出発すると馬渡橋を渡り、愛川トンネルをくぐる。この先の中津川沿いの道は、春になると桜並木がきれいだが、夏の緑の木々もいい。交通量の少ない、のどかな道を走り、R412の半原日向へ。

ここから長い坂が始まる。コンパクトを活用して楽に上ってもいいが、荷物を載せて走ることを想定して、あえて重いギアで上る。ケイデンスが落ち、脚への負荷も高いが、HRはちょっと下がる。

暑さも手伝って、かなりきつい。でも、こうして重たいギアで一踏み一踏みじっくりと上っていく感じ、去年の旅を思い出す。ようやく上りきると、宮ヶ瀬方面ではなく、R412をそのまま下って行った。



下りきると串川橋から串川沿いの裏道へ。夏祭りの提灯が並んでいた。東南林道への入口となる坂を上り始める。最初は激坂。最大17%もある。ここで36x27Tの威力を試す。以前はダンシングでしか上れなかったが、シッティングのまま上りきれた。這い蹲うような感じだったけど。

激坂を越えるとゲートを越えて東南林道を上っていく。相変わらず誰もいない。鳥や蝉の夏っぽい鳴き声のBGMが心地よい。ある程度の長さの上りとなるが、ここでギア比について走りながら考えた。

インナーが36Tになり、確かに39Tよりは楽になった。しかし、これで荷物を積んだらまだ重い気がする。去年、初日に荷物を積んで走り出したときのペダルの重さ、そして峠を上っているときのきつさを思い出す。

今日は36Tで坂を上って、旅で荷物付きを考えたときにギアが足りないようだったら34Tに換えようと思っていた。東南林道を上りながら、34T化を決意するのであった。



東南林道を抜けると宮ヶ瀬湖畔に出て、湖北の道でR412に戻った。何気にこちら側から走るのは初めて(逆から走ったことは何度もあるけど)。ちょっと新鮮だった。R412まで下ってくると、行きで走ってきた道を引き返した。

何度も走っている道だが、いつもと逆の方向に走るのが少し新鮮だった。下りは爽快な水道坂だが、上るのはしんどかった。でも、1回目の中津川BBQのときにもここを上っていて、そのときを思い出す。

あのときは県道65号を北上していて、曲がるべき一本松交差点を通り過ぎてしまい、箕輪まで行ってしまった。とりあえず中津川まで下って引き返せば集合場所に行けるだろうと思っていたが、川沿いに道がなく、この水道坂を上る羽目になってしまったのだ。懐かしい…。(今日の画像は水道坂を下から見たところ)

来た道と同じ道を走っていき、地元に帰ってきた。そして三ツ境へ向かい、サガサイへ。インナーを34Tに交換。地元の夏祭り開催エリアを避けて19:47帰宅。



34Tで少し走った感じでは、今のスプロケでは平地では軽すぎる。11-23Tとかならそれなりに平地でも使えそう。でも、これが一番活躍するのは上りだろう。ヒルクライムレースとかではかなり重宝しそうだ。

もちろん、荷物を積んで走るツーリングでも大活躍するはず。去年重いギアに泣いたが、今年はちゃんと対策をして臨む。15%の激坂があるようだけど、荷物ありでも34x27Tでなんとかなる……といいな。


走行日:2005/07/31
出発:14:12 帰宅:19:47
走行距離:80.6km
走行時間:3h 46m 42s
平均速度:21.6km/h
最高速度:60.3km/h
上昇距離:864m
心拍数(平均/最高):140bpm/180bpm
平均ケイデンス:82rpm
温度(最低/平均/最高):27℃/30℃/37℃
積算距離:11295km(ロード)
カロリー消費量:1219kcal

2005年07月28日(木)_
ADSLモデム故障


最近仕事が落ち着いてきたと思ったら、自宅にてインターネットに接続できなくなるトラブルが発生。ネットにつながらなくなると、PCでやりたい事の90%はできなくなるような感じ。

月曜日から接続できなくなり、限られた時間で原因を追求したが、なかなかわからず。プロバイダーやらNTTやら色々疑わしいところに当たってみて、最終的にはADSLモデムが故障したという事が判明。

多くの手間暇をかけ、ようやくネットに復帰。細かい事は省くが、かなりストレスが溜まった。普段、ネットに繋がるのが当たり前という感覚だったけど、今はすごくありがたい事のように感じる。まぁすぐに慣れるんだろうけど…。



ついに今年のツール・ド・フランスも終わり、ランス・アームストロングが7連覇を遂げて有終の美を飾った。メルクスら過去の偉人達と違ってツールだけに照準を絞ってきたとはいえ、7連覇はすごい。この先誰にも破られない記録だろう。

衰えて引退する選手は多いが、ランスは引退してしまうのがもったいないくらい、まだまだ強い。今年のように強力なアシストに固められれば、後2年くらいは優勝できるのではないか。でもやはり子供達と過ごしたりするプライベートな時間を大切にしたいというランスの気持ちも尊重したい。

王者ランスが引退した後、気になるのは来年のツール。一体誰が優勝するのか。ウルリッヒかバッソか、ビノクロフか。ランスがいなくなるのは寂しいが、来年もおもしろいツールになりそうだ。
2005年07月24日(日)_
コンパクトドライブ化ラン


今日は走り屋さんと一緒に風張林道を含めた山岳コースを走りに行こうと思っていた。しかし予報では微妙な天気。ちょっとくらい降られてもいいからとにかく走るぞ!! と気合いを入れていつもより早めに起きる。

9時にR16の相模原駅付近に集合のため、8時過ぎに家を出る。今にも泣き出しそうな雲が空一面に広がっていた。そして出発した瞬間にポツポツと降り出した。でも我慢できる程度の小雨なので、そのまま走り出す。

R467から県道56号へ。少しずつ雨脚が強くなってくる。でもまだ小雨の範囲。この天気と雨のおかげで、この時期にしては涼しい。R16に入ると交通量も増えてくる。路面が濡れているので車や路面に気を遣う。自然とスピードも落ちてくる。

雨はどんどん強くなり、普通に降ってきた。なんだかやばそうだ。天気予報では6時から9時までが傘マーク、それ以降は曇りマークだったので、そのうち止むだろうと期待しつつ、雨に耐えながら走り続けた。



予想以上に時間がかかり、相模大野の辺りで集合時間になってしまった。止まって携帯を確認すると走り屋さんからの不在着信が。その場で電話をかけてみる。走り屋さんは出発しようとしたら雨だったので走る気があまりなさそうに感じた。走り屋さんの声が小さいのと周りがうるさいのとで、走り屋さんの声が全然聞こえない。横道に入って電話をかけ直すことにした。

マンションの駐車場入口で雨宿りしながら走り屋さんにかけ直す。雨脚が強くなってきた。おれは雨でも山の方へ走りに行くつもりだったが、走り屋さんはあまり体調がよくないそうで、雨もあるし山は避けたいとのこと。

この雨では山の方は下りなどが危険だし、おれとしてもとにかく走れればいいので、コースを変更することに。とりあえず当初の集合場所に走り屋さんに迎えに来てもらい、雨が止むまで走り屋さん宅にて休むことにした。



雨のR16は最悪だった。びしょ濡れになりながら、車におびえながら走って行った。ようやく集合場所に到着。走り屋さん宅へ移動した。走り屋さん宅に着いたとたんに雨が止む。またいつ降り出すかわからないので、とりあえず家におじゃました。

ファンライドのDVDで”Mt.富士ヒルクライム”の映像を見た後、コースを考えた。三浦半島の方へ行こうということになり、コースは大和まで南下して、R16~環状2号~磯子~R16~R134~江ノ島という感じで三浦半島を時計回りに走ることにした。



走り屋さん宅を出ると、雨はすっかり止んでいた。まずは走り屋さん先頭でR16を南下。さっきまで苦労して走ってきたR16を引き返す。走り屋さんは調子がよくないと言っていた割にはかなり快調に飛ばしている。40km/h近いペースでガンガン引いていた。

道路に水が溜まっているところは、あまり近づくと走り屋さんの後輪から泥水のシャワーを浴びせられるので、ちょっと離れて走る。割と新しめの路面は水が路面に溜まらないで染みこむようになっているので、雨上がりでも走りやすい。



R16から県道56号、そして再びR16へ。この区間は数年ぶりに走るので懐かしい(走りにくいし交通量も多いので、好んで通る道ではない)。今回はこれが最短ルートなのでそのまま走る。それにしても走り屋さんはかなり飛ばしている。無理に速度を合わせると余計に疲労するので少し抑えていたが、信号ストップがなかったら千切れていただろう。

中原街道と交差してからは大学時代の通学路であり、夜ランのコースでもあるお馴染みの道。しかし最後に夜ランをしたのが5ヶ月前なので、かなり久しぶりに通る。いつの間にか道が改良されていたり、コンビニができていたりと、道の景色が変わっていた。



環状2号の入口にやってくると、階段を上って歩道を走って行く。この道は新しめの道で、長い区間、しっかりとした歩道が続いている。それまでガンガン飛ばしてきたので、ゆっくりと併走しながら夏休みのツーリングの事など色々話をした。

少し走った先のコンビニで最初の休憩。空は曇っているけど、だいぶ明るくなってきて、急に湿気と気温が上がり、夏っぽくなってきた。軽くエネルギー補給をして、出発。

広い歩道があるところはまったりと走っていたが、歩道が途切れ途切れになってくると車道へ。この道は路肩が十分あり、片側2車線なので走りやすい。おれが先頭で走って行った。

環状2号は微妙なアップダウンを繰り返す。なぜか信号にことごとく引っかかり、せっかく上っても下りで信号につかまってもどかしい。屏風ヶ浦に出ると、R16を突っ切って産業道路、新杉田を過ぎてR16へ。



R16を南下する。相変わらず交通量が多いが、いつもよりは走りやすかった。トンネルや微妙なアップダウンが連続していて、けっこう長い距離先頭を走り続けていたので、疲れてきた。一人だったら、途中どこかで休憩していただろう。

横須賀からは、よこすか海岸通りで少し迂回。信号が少なく、交通量も減って走りやすい。海に近くなり、潮の匂いがしてきた。この匂いをかぐと海にやってきたなぁと思う。



R16に復帰するとすぐ、交差点を曲がってR134へ。ここで古そうなTREKのロードに乗ったおじさんがいた。最初はおれらの後ろに付いていたようだが、ペースが会わなかったのか、途中から猛烈にスピードを上げて先に行ってしまった。

そろそろ前を引くのが限界になってきたので、走り屋さんと先頭を交代してもらう。疲れた足でも楽にスピードが出せる。やはり人の後ろを走るのは楽だ。空気抵抗の大きさを実感する。



走り屋さんは夫婦橋でR134へ曲がろうとしていたので、直進するよう勧める。この先のペリー通りや北下浦海岸通りは走りやすく景色もいいので、ちょっとしたお気に入り。

ペリー通りで久里浜港沿いに出ると、海岸で女性の集団が何かの踊りをしていた。ちょうど一斉に両手を上げていたところで、何やら怪しい踊りに見えた(通り過ぎる一瞬しか見ていない)。走り屋さんと2人で「あれは一体何だったんだろうか…」と走りながら笑う。

フェリー乗り場を過ぎ、北下浦海岸通りに出ると、左手に海が広がる。晴れていれば最高に眺めがいいのだが、今日はあいにくの曇り空。以前忍者麺と一緒に来たときも曇りだった。おれが以前見た素晴らしい眺めを、他の人にも見てもらいたいのだが、なかなかうまくいかないようだ。



野比から再びR134。少し走ったところのセブンで休憩。このセブンはおれが大学1年のときの引継ラン(野比~江ノ島)の際、最初に休憩したコンビニだ。5年以上ぶり。とても懐かしい。正面には海が見え、休憩するのも気持ちいい。

環状2号~R134まで先頭を、(自分としては)ちょっとオーバーペースで走り続けていたツケが回ってきて、後ろを走っていてもかなりきつくなってきた。走り屋さんのペースが速いというのもあるが、疲労が抜けない感じだ。

海岸沿いから内陸に入ると上りがあるが、そこで走り屋さんはグイグイ上っていってしまった。おれは軽いギアでマイペースで走って行く。ここで無理して付いていくと後で絶対脚が動かなくなってしまう。

坂を上りきると、走り屋さんは遙か彼方。信号でようやく追いつく。「(遅かったけど)何かあった?」と聞かれた。普通にきつかったっす。おれが疲れているのもあるが、走り屋さんの調子はかなり良さそうだ。最近走りまくっているので、以前の強さを取り戻しているのでは。



交差点では反対側にローディ3人も信号待ち。すれ違い際に軽く挨拶。今日はサイクリストをよく見かける。もっと普及してもらいたいが、今の日本の道路事情を考えるとヨーロッパのように普及するのは難しい。

しばらく下り基調。渋滞の横を下って行く。しばらく走るとまたちょっとした丘越え。また走り屋さんから千切れそうになるが、今度は必死に食らい付いていった。上りきった後、おれはかなり疲れていたが走り屋さんは余裕に見えた。

その後、西海岸通りを快調に飛ばし、葉山御用邸の交差点を直進。R134へ行くと思っていたが、走り屋さんは海沿いの道を選んだようだ。そこから一気に道幅が狭くなり、車の渋滞。この道幅では横抜けもできない。車と一緒に詰まっていた。

さらにバスが登場し、走り屋さんはなんとか抜けたがおれはバスの後ろに付いていくしかなかった。バスは狭い道を進むのに時間がかかり、ほとんど前に進まなかった。

しばらくバスの後ろからちんたら進んでいると、走り屋さんが橋の上で待っていた。合流すると、自然と先頭を交代してそのまま走り始める。バスが乗客を乗せる隙をついて一気に抜き、車の空いた道をガンガン飛ばしR134へ合流した。



R134で再び海岸沿いの道に。海の家が建ち並び、日焼けした人々がワイワイ楽しんでいた。こういう風景を見ると、夏だなぁと感じる。脚はかなり疲労していたが、出せるだけの力で先頭を走り続けた。境川CRになったらマッタリ走れる。江ノ島まで脚が保てばいいと思った。

鎌倉を過ぎ、七里ヶ浜の景色を横目で楽しみつつ、海岸沿いを走って行く。江ノ島手前から内陸に入り、R467へ。市街地を抜け、藤沢橋から境川CRへ。ようやく脚を休めることができる。



それまでいっぱいいっぱいで走っていたので、境川CRではまったりと併走して(もちろん、人がいたら1列になって避ける)おしゃべりしながら走って行った。いつもはこのCRを一人で黙々と走っているので、なんだか新鮮だ。

境川CRでは道の両側の草が生い茂って人がすれ違うのも困難になっている区間もあった。夏になるとこういった風景がおもしろい。その先で草がきれいに刈られていた。走りやすくていいような、ちょっと寂しいような…。

いずみ野線の高架手前辺りで、ラジコンヘリを使って畑に農薬(?)を散布していたのには驚いた。農業の一環として薬を撒いているのだろうが、おじさんはヘリの操縦も楽しんでいるように見えた。

さらにその奥には、何やらBMXかMTB系のダート練習場があるようで、ジャンプしているライダーの姿が。こんな近くにそんな練習場所があったとは。いつも走っている道でも、時間帯によって色々な発見があるなぁ。



中原街道にぶつかってからは、中原街道を三ツ境方面へ。脚が売り切れているので、微妙な上りがだるい。2つ目の上りは手前の下りの勢いを利用して一気にダンシングで上りきった。

サガサイに到着すると、前日に取り置きしておいたパーツに交換してもらう。78デュラのクランクセット+BBをエミネンザのカーボンコンパクトクランク+9速アルテBBに交換してもらった。

作業はよく話す店員さんにやってもらった。78デュラのBBが固くて外すのに苦労していた。S720iのケイデンスセンサーのマグネットを新しいクランクに取り付ける際、溝があってうまくつかなかったが、ゴムを挟む工夫をしてうまく取り付けてくれた。これくらいは後で自分でやることになると思っていたので、嬉しかった。

他の客の接客などもあってちょっと時間がかかったが、無事に交換・調整完了。ついに念願のコンパクトドライブ化。これで荷物付きでも坂が楽に上れる……予定。

走り屋さんはサガサイに来る前はLOOKのエルゴポストを買いたいと言っていて、店内ではLOOKのステムを発見して「これも買いたいんだよなぁ」と言っていたが、今回は我慢するとのこと。かなり「買わないと!!」と誘惑してみたが動じなかった…。

店を出ると薄暗くなり始めていた。まずはR467まで走り屋さんと一緒に走る。コンパクト化して、後ろのギアが1~2枚くらい軽くなった感覚。今のスプロケで山も楽に走れるし、11-23Tを付ければ平地からある程度の坂までクロスしたギアで走ることができる。とにかく、坂を上るのが楽しみだ。

18:32帰宅。冬なら17時でも真っ暗だが、夏はまだうっすら明るい。日が長い時期にたくさん走っておきたいところだ。今日はルートを変更して海沿いを走ったが、終わってみれば148kmと、それなりに走った。坂は少なかったが巡航速度が高めできつかった。けど、走り応えがあったし、いいトレーニングにもなっただろう。


走行日:2005/07/24
出発:8:26 帰宅:18:32
走行距離:148.4km
走行時間:6h 05m 02s
平均速度:24.6km/h
最高速度:57.0km/h
上昇距離:645m
心拍数(平均/最高):137bpm/179bpm
平均ケイデンス:96rpm
温度(最低/平均/最高):22℃/25℃/32℃
積算距離:11216km(ロード)
カロリー消費量:1883kcal

2005年07月23日(土)_
旅に向けて装備を考える


去年、夏のツーリングの際にシートポストに装着するタイプのキャリアを使って、峠の下りで段差を越えたときにずれて後輪巻き込んでえらいことになったので、今年はどうやって荷物を運ぼうか、色々考えた。

リュックをそのままシートポストに付けたアダプターに付けるタイプとか、キャリアの上に載せるバッグでデカイやつを使うとか、色々ネット上でキャリアやバッグ類、情報を探してみたが、結局行き着いた先は「去年と同じ装備で行こう」という事だった。

去年の事故は、そもそもシートポストにキャリアを固定する部分に噛ませるゴムを忘れて、ビニールテープで代用した事に大きな原因があると思う。雨にも降られたし、たぶんビニールテープが滑りやすかったのだろう。

だから、ちゃんとゴムを噛ませてちゃんと固定すれば、よほどの事がない限り去年と同じ事は起こらないだろう。あの事故でキャリアとプレートがひん曲がってしまったので、旅から帰ってきた後に処分したが、また同じ物を買うことになりそうだ。

キャリアがあると、左右にサイドバッグ、そして上に輪行袋と三脚を載せらて、荷物をバランスよく搭載できるのがいい。サイドバッグは去年と同じ物を使う。大きすぎず小さすぎず、ちょうどいいサイズで、とても使いやすかった。

今はカーボンシートポストに変えているので、旅の間はアルミの去年使っていたシートポストに戻す予定。ペダルも旅の間はSPD-SLからSPDに換える。サイドバッグもSPDも去年の夏の旅以来、1年ぶり。

そして今年は旅対策としてパーツ交換をする。まずホイールをキシリSLからシマノWH-R540へ。旅で使えなくなった後輪の代わりに買った安いホイールだが、また何かのトラブルで壊れたとしてもあまり痛くないので、気軽に走れる。(もちろん、無事に走り終えたいが…)

そしてついにコンパクトドライブ導入!! 荷物があると39x27Tでは坂がきつすぎるので、50-36Tのコンパクトにする。36x27Tなら、荷物ありの激坂でも去年よりは楽に上れるはず。これでまたヒルクライムばかりのコースを組む事ができる。

今は78デュラのBBとクランクを使っているので、これを9速アルテのBB+エミネンザのカーボンコンパクトクランクに交換する予定。ほんとはFSAのやつにしたかったけど品薄で手に入らないので、とりあえずはこれでいい。旅が終わればまた78デュラに戻すかもしれないし。

シマノがコンパクトドライブ出してくれたら迷わず購入するんだけどなぁ。「DURA-ACE Compact」とかで78デュラと同じくホローテックⅡのBB貫通タイプで、歯数は50-36Tとか。カンパはすでにコンパクト出したんだから、シマノも…と期待したい。



そう言えば、今日はかなり大きな地震があった。震源地は千葉県北西部らしい。揺れたときは家にいた。ここらは震度5。こんなに大きく揺れたのは久しぶりだ。かなり恐かった。

壁一面にそびえ立つ棚が倒れないか、天井まで積み上げている物などが落ちてこないか不安だった。よく考えたら寝ているときにこれらが倒れてきたら下敷きになってしまう。防災グッズで何か対策しておこうかなぁ…。
2005年07月21日(木)_
夏休みの予定はまだ未定


今月号のサイスポには、今年も夏休みツーリング特集が組まれている。去年の夏休みツーリングの際にも、けっこう参考にしたものだ。そして、今年もけっこうおもしろそうなコースがいくつか紹介されていた。

今年の夏休みは、去年と違ってずれる可能性がある。なので交通機関のチケットや宿泊の予約などが、夏休みの日程が決まらないととれない。今年も直前になって忙しく準備をすることになりそうだ。

ツール・ド・フランスは終盤を向かえ、ランスの7連覇がほぼ決まったような感じ。上位選手にタイムの変動はほとんどないが、総合タイムで差がある選手が毎日大逃げを決めるので、ステージ優勝の行方がおもしろい。

仕事を終えて遅くに帰宅すると、ちょうどツールのゴール間近の時間帯になる。スクセンブルクのストリーミングで映像(低解像度)を見ながら、テキストライブで逃げの選手の名前やタイム差などを確認し、ネットを駆使してツールを楽しんでいる。

ツールを毎日チェックしていてつくづく思うのが、彼らのタフさ。第17ステージはアルプスやピレネーの山岳ステージをこなした後の239.5km。山岳ステージではないけど、3級や4級の山はあるし、アップダウンの連続。

ステージ優勝したパオロ・サボルデッリ(ディスカバリーチャンネル)のタイムは5時間41分19秒。平均速度は約42km/h。こんなの3週間連続で走り続けるなんて!!
2005年07月18日(月)_
金太郎富士見ライン足柄峠ラン


3連休の最終日に、ようやくまともなランをした。7/31のランの集合地や序盤のR246回避ルートの下見を兼ねて、新たなルートを開拓。初めて走る金太郎富士見ラインで足柄峠へ。初めて走る道もあり、峠ありのなかなか充実したランとなった。

連休前の天気予報では、初日の土曜日だけがいい天気→じゃあ初日に走るか→昼まで寝て、さらに日頃の睡眠不足から夕方まで二度寝→では日曜日こそ→なんか天気予報では雲行きが怪しい(実際は降らなかった)…みたいな感じで月曜日まで走らずにいた。

コースはR246~伊勢原~秦野~新松田駅~マイナーな道で酒匂川沿い~R246~小山~金太郎富士見ライン(県道365号)~足柄峠~県道78号~足柄大橋~県道711号~R255~鴨宮~R1~R134~江ノ島~境川CRという感じの143km。



いつもの平日の朝と同じ時間に起きるが、休みと分かっているので起きるのが辛い。3回目のスヌーズでようやく起きる。軽い朝食をとり、ゆっくりと準備をして9:45過ぎに出発。今日は天気がいい。そして暑い。

まずはいつもの裏道でR246まで。いつもなら直進して走りやすいお気に入りのコースへ向かうところだが、今日はR246を秦野方面へ。相変わらず交通量が多い。車に気を付けつつ、ひたすらR246を走って行く。桜坂の手前のセブン(23km地点)で最初の休憩。早くもボトルが1本空く。

足柄峠まではなるべく脚を使いたくないので、抑えめのペースで回転重視で走って行った。しかし暑さのせいでジリジリと消耗していく。R246のちょっとした上りでもすぐHRが上がる。

最初の関門は善波峠。勾配は緩いが、ダラダラと直線で続くので、非常に怠い。おまけに日陰がないので暑さでかなり消耗する。結局、最後の方はHR170くらいまで上がってしまった。その後の微妙なアップダウンをこなし、R255への分岐点へ。

いつもは逆からR255→R246という感じで走るので、この交差点を直進して県道へ向かうのは久しぶりだ。籠場交差点を渡ると、後ろからショートカットしてローディーが渡ってきて、前へ。ドロップハンドルだったのでロードだと思ったが、前後ディスクブレーキだった。これは珍しい。後で考えたらシクロだったのかも。確かディスクのシクロを雑誌で見かけたことがある。

そのローディはすぐ先にあるセブンに入っていったが、おれは狭い道を走り続け、先の交差点を左折して新松田駅へ。以前、引継ランで松田駅には行った事があったが、新松田駅は初めて。ここは7/31のランの集合場所にする予定。駅前は広場があり、コンビニもあり、集合場所としてちゃんと使えそうだ。



今回のランの目的の一つは、7/31のランの下見。明神峠へのアクセスとして、どうしてもR246を使わなければならないが、この区間はかなり走りにくい。なので極力、別の道がある区間は別の道を走りたい。複数人で走るなら、車が少ない道がいいし、当然景色もいい道がいい。今回もMapFan.netを駆使して、よさげな道をチェックしてきた。

ランでこの辺りの集合地としては小田原駅が定番だが、小田原から北上する時間がもったいないし、この区間は道もよくないし交通量が多い。だから位置的にもちょうどよく、小田急線で割と利用しやすい新松田駅に集合場所を決めた、という経緯がある。

新松田駅からは初めての道。予めMapFan.netで調べてプリントアウトしておいた地図で周囲の道やこれから走るルートを再確認してから出発した。最初は商店街を抜けるが、車は皆無でスタートとしてはなかなかいい感じの道だ。

突き当たりの交差点を左折してローカルな道を進む。十文字橋で酒匂川を渡る。川釣りをしている人がたくさんいた。大きな川なので景色が開け、のどかな風景に心が和む。橋からはいい感じのサイクリングロードが見えたが、どこまで続いているか分からないので、予め調べていたルートを走ることにする。



県道を横切ってローカルな道を進むと、車も少なく、いい雰囲気の道。少し走ると、左手にのどかな風景が。遠くには山々、そして田んぼが広がる、これぞ田舎の風景!! という感じの素晴らしい景色がそこにあった。一発でこの道が気に入ってしまった。

その後ものどかでいい感じの景色が続き、道幅は広くないけど車もあまり通らず、ここをみんなで走ったらすごく楽しそうだなぁとか思いながら走って行った。天気もいいから景色も最高だ。

最後は公園の横を通り、木々の日陰が涼しく、心地よかった。県道に出ると、しばし普通の道。でも、初めて走る道なので楽しい。この先、かなりローカルな道を走るのだが、その曲がる交差点を少し行き過ぎてしまった。日陰に入って地図を確認して、間違いに気付いて引き返した。



ここからは地元の人しか通らなそうな細い道。予想は的中し、車は皆無。昔ながらの家が連なり、生活感ありの景色ものどかで、なにより静か。雰囲気もいいし、安全だし、かなり気に入った。自然とペダルを回す脚を緩め、まったりモードになる。

蝉が鳴く中、塀には紫陽花が咲いていた。その先には向日葵が。おれの田舎にある葡萄畑のようなものがあったり、ちょっとした道なのにいろんな景色があって楽しかった。普段、どうしても交通量の多い国道などをよく走ることになるが、おれが好きなのはこういうローカルな道なのだ。

やがて車の少ない普通の道に出て、少し走ると県道74号にぶつかった。この74号を北上するとR246になる。ここまでの区間をR246で走っていたら、おもしろくもないし危険だし、ランの始まりから疲れてしまう。今度のラン向けに開拓したルートだけど、また何度でも走りたいと思う素晴らしい道だった。いい道を見つけた。



足柄橋を渡ると、R246。ここからは交通量が多くて危ない。でも、すぐに旧道へエスケープ。バイパスができてからは、旧道は全然車が通らない。車に気を遣わなくていいと、自然とリラックスできるし、ほとんど貸し切り状態の道は気持ちがいい。

バイパスを見下ろし、高速の高架を見上げ、自然と人工物が混ざり合う景色もなかなかいい。自転車乗りにとっては、今となってはこちらの道の方が断然いいだろう。外人らしき2人組みローディとすれ違った。

旧道が終わると、また道が分かれる。ここでミスをしてしまった。本当は右へ続く裏道へ行こうと思っていたのだが、そのときはそのまま流れで本線へ行ってしまった。

信号で車が途切れているので、一気に行けるかとも思ったけど、すぐに車に追いつかれ、非常に走りづらかった。グループでこの区間はかなり危険。当日は間違えずに裏道へ待避しなければ。(わかりやすい交差点なので間違う事はもうないだろうけど)

丹沢湖から南下する道と交差する清水橋交差点からは、裏道が全くなくなり、R246を進むしかない。しかし、ここからやや道幅に余裕ができて、それまでの区間と比べるとだいぶ走りやすい。この先もそんなに長くR246を走らないので、これくらいならグループでも問題ないだろう。



少し走ると白岩交差点を左折し、R246からエスケープ。ここは去年の夏に明神峠を越えたとき、間違えて曲がってしまった道。昨日調べたら、実はこの道はいい感じに迂回路になっていたのだ。

ローカルな感じがとてもよく、微妙なアップダウンはあるけど、車がほとんど通らないしグループでまったり話しながら走るにはよさそうな道だ。御殿場線の駿河小山駅前を通り、富士見橋を渡ると走った事のある道に合流。少し走るとセブンに到着。

このセブンは明神峠手前の最後のコンビニであり、明神峠へ続く道がこのセブンの手前なので、曲がる目印でもある。ここで2回目の休憩となる。とにかく暑くてしょうがない。ヘッドバンドを絞るとすごい量の汗が落ちる。ボトルの水分は2本とも尽きる寸前だった。

昼時を過ぎていたので、セブンにはまともな食料がなかった。これから足柄峠を上るし、昼食としてここである程度食べておきたかったが、あまりに暑く、あまりに汗をかいたので、あまり食欲もなかった。

サンドイッチとドリンクを買って、セブンの脇の日陰に腰掛ける。おれがセブンに入る前に小学生くらいの女の子2人が先に座っていた。少し間を開けて座ると、さらに隣の僅かな日陰スペースに男の子が座った。貴重な日陰だ、みんなで共有。

女の子が通りかかったおじさんに「こんにちは」と挨拶をしていた。当然おじさんも「こんにちは」と挨拶。かなり人口すくなそうだし、人々のつながりも強いのかなと思った。

少しして、隣の男の子に「こんにちは」と声をかけられた。一瞬戸惑いつつ、挨拶を返す。その後に何か話しかけてくるわけでもなく、それで終わりだった。どうやら、この地域は「会う人みんなに挨拶しよう」という姿勢のようだ。犯罪抑制につながるだろうし、挨拶自体とてもいいことだ。



2本のボトルを満タンにしてセブンを出発。今日は明神峠ではなく、南下して足柄峠へ。足柄峠は県道78号で何度も上った事があるが、今日は県道365号の「金太郎富士見ライン」で上る。初めて走る道だ。有名なので今さら説明するまでもないけど、童話にある「足柄山の金太郎」とはこの辺りの話。

金太郎富士見ラインへの道を曲がると、東名高速の下をくぐってすぐ、10%を越える急勾配の坂がお出迎え。「いきなりこれかよ!!」と思いつつ、必死になって上っていく。(画像はその坂の途中から、今上ってきた坂を振り返ったところ)

その最初の激坂の先はカーブしていて、「あそこを曲がったら緩くなるかも」と期待していたが、また10%程の勾配が続いた。暑さと急勾配で消耗が激しい。汗が絶え間なく流れ落ちる。一気に高度を上げるので見える景色がどんどんよくなっていくのはいいのだが、とにかく暑すぎて参った。

県道78号みたいに峠らしく道がグニャグニャ曲がって先が見えないようになっていれば目標を小分けにできていいのだが、この道は中途半端に先が見えるために、精神的にもきつかった。

車は少なく、走りやすいが、当然ながら他にサイクリストの姿は見かけず。東名富士CCというゴルフ場があり、途中から道の両脇がゴルフ場になる。この辺りから勾配がえらいことになってきて、15%くらいの壁のような上りが続いた。

急勾配できついのもあるが、日陰が皆無で、この気温と直射日光、アスファルトの照り返しで蒸し焼き状態なのが地獄のようだった。ようやく小さな日陰を見つけて止まると、汗が滝のように落ちて止まらなかった。「ポタッポタッ」ではなく「ポタポタポタポタ…」という感じ。いったいどれだけの水分が失われているのだろう。

おれは汗腺が多く、体温調節機能はかなりいい方だ。だから暑いとどんどん汗をかいて体温を下げようとする。汗かきなのはそのためであるが、失った水分を補わないと脱水症状になってしまう。

上りながら頻繁にドリンクを飲んでいるが、どうやらすでに軽い脱水症状になっているようで、いくら飲んでも喉が渇く。久々にやってしまった。夏に走るときは水分補給には本当に気を付けなければならない。

激坂を必死に上り続け、ようやく東名富士CCのクラブハウスまで上ってきたときはフラフラになっていた。足柄峠まではまだ4kmほどあるが、ここから勾配が緩くなっているようでホッと一息。



再び走り出してカーブを曲がると、なんとそこから下りだった。これからまた上るんだから下るんじゃね~とか思うが、上りでかいた汗が下りの風で冷やされて気持ちいい。そして下りの爽快感も心地よい。

しばらく下って上ってを繰り返し、景色の開けたヘアピンにやってきた。そこからは御殿場の辺りが一望できて、とてもいい眺めだった。パノラマ用に写真を撮ったりしてから再び走り出した。

序盤に一気に高度を上げたからか、最後の方は緩くて走りやすかった。眺めのいい道を走っていき、県道78号に合流。ここからは何度も走った道。最後の急勾配を上りきり、足柄峠に到着。

去年、明神峠を上った時もすさまじく暑い日で、上りと暑さで死にそうだった。今日はそれに近い感じがした。県道78号は木陰が多いが、金太郎富士見ラインはとにかく日陰がない。その上急勾配。景色がいいのが唯一の救いか。

いろんなレベルの人とグループで走るなら78号、走れる人だけで走るなら金太郎という感じかな。とにかくまた走る事があるなら、秋とか冬とか涼しい季節に走りたい。



足柄峠からは長く爽快なダウンヒル。上りでドリンクを飲みきってしまったために、下りで喉が渇いてきつかった。下りとはいえ10kmもあるのでけっこう時間がかかる。おれの場合、暑い日でしばらく補給ができない場合はボトル2本じゃ足りないのかも。

下りきってからは78号を進む。何気に始めて走る。普通の道だけど、新鮮だ。しかし喉が渇いてきつい。最初にあったコンビニは反対側だったのでスルーしたが、次も反対側だったので、耐えきれずに渡って補給、休憩。

金太郎の像がある足柄大橋を渡ると県道711号へと曲がる。ここは道幅も十分で、車も少なく、とても走りやすかった。突き当たりを曲がってR255へ。R255を南下して、湘南周回コースを逆に走ってR1へ。



幸いな事に、R1から軽い追い風だった。峠を上った後だが、軽快にペダルを回して、いい感じで巡航できた。R134からはお馴染みの大渋滞。でもおれはその渋滞を横目にどんどん前に進める。

江ノ島からはR467で藤沢橋、そして境川CR。ここでも追い風で楽にスピードが出た。前回は日が暮れて蚊柱がすごかったが、今日はまだ明るいので虫に悩まされることなく走って行くことができた。午前中から走り出すとこれくらい走っても日が出ている時間に帰宅できるのでいい。

地元になり、境川CRを外れて南高の横の坂を上るとき、前に小学生くらいの男の子2人が自転車で上っていた。一人は諦めて押して歩いた。いつもはこの坂に来るときには脚が売り切れた状態でヘロヘロになっているが、今日は追い風効果で余力があったのでダンシングで一気に上ってお手本を見せてあげた(?)。

自宅まであと1kmくらいのところでTREKのMTBに乗った女性がいた。普段見かけないけど、この辺にも少しは自転車乗りがいるんだな。以前会ったライスピ乗りも近所なのだろうか。18:15、無事帰宅。



今日は7/31のランの下見ができ、新たに走りやすく景色のいい道を開拓し、足柄峠をきついコースから上って走り応えもあり、距離もそこそこそで満足感もあり、久しぶりにかなり充実したランになった。


データ:PolarData(CLICK Here!)
走行日:2005/07/18
出発:9:46 帰宅:18:15
走行距離:143.7km
走行時間:6h 11m 42s
平均速度:23.4km/h
最高速度:67.3km/h
上昇距離:1210m
心拍数(平均/最高):145bpm/179bpm
平均ケイデンス:90rpm
温度(最低/平均/最高):28℃/34℃/39℃
積算距離:11070km(ロード)
カロリー消費量:2118kcal

2005年07月16日(土)_
そういえば前期のテストの時期だった


6月のMt.富士ヒルクライムの後、7月中にランを企画しようと思った。そしてこの前、MLでランのお誘いメールを流したが、走り屋さんからしか返事が来ない。できれば現役生とか他のOBなど色々な人たちと一緒に走りたかったのだが…。

現役のヤマからメールから集まりが悪い原因を教えてもらった。ラン開催予定日の7/24のあたりは、前期のテスト期間真っ最中だとか。確かに、これではおれが現役生でも参加を見送るだろう。

大学を卒業して早3年。テストの時期の事などすっかり忘れてしまっていた。特別7/24にこだわりはなかったので、翌週の7/31に開催日をずらすことにした。これならテストが終わった人が参加してくれるかも。

今日は久しぶりにネモッチと飲んだ。借りていたDVD「オーシャンズ12」を鑑賞した後、横浜へ。以前飲んでいい感じだった居酒屋へ。横浜は毎日駅を乗り換えするときに通過するだけだが、街を歩いたのは久しぶりだ。

色々な事を話して、楽しい時間を過ごした。話の中でSUNA Lifeの話題があり、なかなか貴重な情報を教えてもらった。SUNA Lifeは基本的にコメントやメールなどのレスポンスがほとんどない(知り合いからは特に)。

なので、発信者(=おれ)としては閲覧者がどんな内容の日記に何を感じ、どう思っているのかわからない。直接意見を聞けるのは貴重だ。

以前からSUNA Lifeに書こうと思っていたんだけど、なかなか書いていない内容があり、そのあたりの事で誤解というかおれの考えが伝わっていないが故の話題もあったようだ。近いうちにそれについて書こうと思う。
2005年07月10日(日)_
ひさびさの東南林道


このところ梅雨で雨ばかりだったけど、今日は天気は晴れ間も出るほどの天気だった。昨日の時点では今日も雨だと思っていたので、2時間くらいローラーをやろうかと思っていた。でも天気がいいなら走りにいかなくては。

コースはいつもの愛川~宮ヶ瀬~ヤビツ~湘南で、MapFan.netで裏道をちょっと探して、少し道を開拓してみた。そして宮ヶ瀬湖へはいつもの湖北の道ではなく、久しぶりに東南林道を走った。

R129を横切った後の中津川沿いの道では裏道を開拓。今までのルートでもいいけど、こちらは全然車も通らないし田舎っぽい感じがいい。不法投棄のゴミの山がなければ最高なんだけど。

久しぶりの東南林道は、全然変わってなかった。最初の激坂、林道に入ってからの静けさ。そういえば初めてここに来たときも夏の暑い日だった。みんなとここを走った事もあるけど、こうして一人で来ると初めて来たときのことを思い出す。

日頃、都会的なストレスを溜めているが、こうして緑に囲まれて雑音のない場所に来ると、とても癒される。BGMは鳥の囀りのみだ。こういった手軽に林道ならではの良さを味わえる道は、他に近場だと半原越の道くらいだろうか。あそこもずいぶん走ってないから、今度行ってみよう。

ヤビツではいつものように前半はマイペース、後半アタック。最近ダラダラした生活をしていたので体が少し鈍っていた。しかしツールの影響で一人レース仕立て。ちょっと遅めの時間だったけど、下りてくるサイクリストが数人いた。

ランの前半はかなりまったり走っていて、写真を積極的に撮った。新しいデジカメを買ったのになかなか活躍する場がなかった。先週も走ったけど曇り空。今日も晴れ間があるものの、薄く雲がかかっていたり、曇り空が多かった。もっと夏っぽい真っ青な空を撮りたい。早く梅雨明けろ!!

FX8の使用感はとても良好。電池保ちは問題ないし、描画もしっかりしていて、期待を裏切らない。でも、肝心な撮影シーンに恵まれない。曇りの日にしか走ってないのでみんな空が白い。ほんとはFZ2みたいに青空をビシッと描画してくれるはずなんだけど…。

画像は東南林道のピーク直前、一番勾配がきついところを振り返る。かなりマイナーな林道なので、めったに人がいない。今日も一人貸し切り状態だった。


走行日:2005/07/10
出発:13:10 帰宅:20:06
走行距離:124.0km
走行時間:5h 28m 13s
平均速度:22.8km/h
最高速度:64.2km/h
上昇距離:1280m
心拍数(平均/最高):143bpm/180bpm
平均ケイデンス:87rpm
温度(最低/平均/最高):24℃/28℃/35℃
積算距離:10928km(ロード)

2005年07月08日(金)_
ツールとドラえもん


6月までのレースラッシュが終わり、ついに7月になった。7月といえば、ツール・ド・フランス。今年も熱い夏が始まった。仕事が忙しくて遅くに帰宅する毎日だが、毎日結果だけはチェックしている。

今年のツールを最後に引退を表明しているランス・アームストロング。第4ステージのTTTで、早くもマイヨ・ジョーヌに袖を通している。できればこのまま有終の美を飾ってほしい。

今年はフジテレビでツールの総集編がないらしい。DVD化されるのが待ち遠しい。NHKでツールを放映していた内容の「1985~1991 7YEARS BOX」も注文してしまった。こちらも楽しみ。

話は変わって、今日はテレビで数年ぶりにドラえもんを見た(全部じゃないけど)。いつだったかドラえもんの声優が総入れ替えしたと話題になっていたが、実際に聞いたのは初めて。以前の印象が強かったので、かなり違和感があった。でも、今から見ていく子供達にはこれがドラえもんの声として耳に残っていくのだろう。
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