先日、ダンナサマと、日本海の方へカニを食べにいってきました
カニは、なんだか期待ほどではなくて(-o-; 「これだったら、家の方のカニ専門店のほうが、おいしいネー」 なんて言いながら、食べてたんですけど・・・
まぁ、色々、観光した後、帰りしなに車で、 ドライブがてらに遠回りで帰ろうってことになって、 山々の紅葉を眺めながら、 他愛もない話をして、帰りの道をそれなりに、楽しんでました
ある曲がり角を曲がった途端・・・ ダンナサマが、
「あっ!!」
と、声を上げました。
ウッ!!Σ(・"・;)?
と思って、顔を上げると・・・
オオーw(*゜o゜*)w そこには、大きな大きな虹が♪
虹なんて、生まれた時からからずっと、 都会で暮らしてきた私には、 とっても珍しいもので、
かなり目が釘付けでした。。。ウットリ♪・:*:・ ( ̄* )
しかも、大きな大きな虹の、右端から左端まで、全部見えてるんです。
片一方は、私たちが進む道の前に・・・ もう片一方は、山のふもとにあるお家に・・・・ 大きく大きくかかっていました。
「なんかイイコトありそうだネー♪」
って、二人して、とてもはしゃいで、帰って来ました(*^^*)
2004年11月12日(金) |
昔話・・・・・・・・その5 |
その日、彼が、最後に私にいった言葉は、
彼「ほんとに、もう結婚する気は、なくなったの?」
私「うん」 (このときは、まだ、ごめんなさい・・という、相手を気遣う気持が 残っている言葉だった・・)
彼「・・・・・・・・・」(絶句・・・・の後、涙を流す)
その彼の涙の理由は・・
彼「もう、会社の上司にも同僚にも結婚が決まったと話したのに・・・ 結婚が、破談になったって、言わないといけない・・」(声を上げて涙)
今、そのときを思い返してみると、確かにそうだったとは思う。 社会的立場としても、プライベートな場面でも、プライドを傷つけてしまう
でも、その時の私の気持は、 私だって、会社にも友達にも話してるよ。 大の男が、そんなことで、泣くなんて・・・ それよりも、破談が決まっての第一声が、それ? 普通、そんなことよりまず、相手に気持がなくなったとか、 そんなことの悲しみの方が、先にたつと思うんだけど・・・
後から、聞いた話では、 この結婚話は、結局は、彼のお母様の希望でしかなかった。 まあ、そこに、多少は、彼の気持ちも含めてということだったのかもわからないけれど、
プロポーズにしても、彼のお母様が、彼に、きちんとした言葉で そろそろプロポーズしなさいと、促していたということ。
今日は、これを持って、プレゼントしてきなさい。 食事にも誘いなさい・・・・
すべてすべて、彼のお母様の意思で、私に対する彼の行動が決まっていたこと・・・・。
薄々は、わかっていたつもりだったが、なんだか、こういう人もいたんだ・・ そう思った。他人事のように・・・
今でも、彼との結婚を破談にして、正直、助かったという気持がある。 この人と、結婚していたら、私は、きっと離婚していただろう・・・。
そのずっと後になって、当時、仲人をしてもらう予定だった、 彼の親戚の、気さくな本家の旦那さんにバッタリ道端で会った。
「器量はそれほどでもないんだけどね、おとなしくて、彼の母親にも 従順な、人と、お見合いで知り合って、結婚したよ。 合う合わないが、あるから、やっぱり、よく考えて結婚しないとね。 りかちゃんは、彼では、しんどかっただろうね。」
立ち話だったけれど、私が、破談を持ちかけてしまったわりに、 気さくに、そして、好意的に、十数分かけて、 罪の意識を持ったらダメだよと、話をしてくれた・・・
その後、その親戚の人と別れてから、 彼が、幸せに結婚してくれて、よかったと、心から思った。
どんなに、周りに祝福されようが、結局は、本人同士が、合う合わないの方が 重要で、幸せになれるとは、限らない。 どんなに、周りから反対されても、それを押し通して結婚して、 今、誰よりも幸せそうに暮らしている私の友達夫婦もいる。
どれが正しくて、どれが、間違っているかなんて、人それぞれ違うし、 永遠に、答などないのだと思う。。。。
2004年11月11日(木) |
昔話・・・・・・・・その4 |
その日、家に帰ってすぐ、私は、リビングで、 テレビをみながら、彼との結婚について、ずっと考えていました
そんな私を不信に思った母が、 なにか、横に座り、じっと私が、話し出すのを待っているかのような様子で 世間話をはじめました・・・・
「このまま結婚していいのかなぁとか、思ってしまう・・・」 私は、少しづつ話をはじめました。 母は、黙って聞いていましたが、 その後、わたしにとって、意外な言葉を口にしました・・。
「本当なら、結婚が決まって、準備している時は、 女の子が、一番楽しい時期じゃないといけないんだけど、 今のりかちゃんは、そんな感じじゃないね。。 お母さんも、りかちゃんが、思う通りにしたらいいなと思ってる。」
その後、色々話し合った結果、母の口から、父には、話すということで、 破談への第一歩をふみだしました。
父は、「一時的な感情かもしれないし、一度、みんなで一緒に ご飯でも食べて、話し合ってから破談にするかどうか判断してみても いいんじゃないか?」 そう言いました・・・。
それから、数日後、父の言うとおり、彼を家に呼んで、 ご飯を食べながら話し合いをしました・・・
ここには、書ききれないくらい色々な話をしましたが、 結局、私の心は、変わらず。。。。
その時、父が、彼に言った一つの言葉は、今でも忘れられないです。
「りかは、育て方が悪かったのか、わがままに育ってまったようで、 家族で、喧嘩するときは、何でも自分の意見を 怒りながら、言う。。けどね、私は、それでいいと思っているんだ。 家族だから・・・そのときは、腹が立っても、 家族で、お互い言いたいこと考えてる事を 言い合えた後は、またスッキリして、 普段の笑いあったりする家族に戻れる。
親のたった一つの願いは、この子が結婚することではなく、 結婚する相手が、この子をずっと幸せにしてくれるのかということなんだ。 しっかり、この子を引っ張っていってもらえる人かどうかが重要なんだ。」
他にも、色々話していたけれど、 この言葉が今でも、くっきりと残っている。。
ただ、自分の娘に甘い、バカオヤジかもしれないけれど、 普段、ただの気の強いわがままな娘だと思っているだけなのだろうと 思っていた私にとっては、こんなふうに思ってくれていたのか・・と じ〜〜んとした。
私が、この彼と結婚する事をやめようと思った理由は、 他にも、色々あって、ひとつひとつとってみると、 他人から見れば、もしかするとほんとにつまらない出来事かもしれない・・・ 色々なことが、ここに書ききれないくらい いくつもいくつも積み重なって、 この人と、本当に、一生一緒に生活していけるのだろうか・・・ そんなふうに、思った。。。
自分に、その彼を想う気持、大切にしたいと想う気持があれば、 少しの欠点も、見えてなかったか、気にとめることもなかっただろう。
結局、私は、自分の逃げ道のために、このタイミングで結婚をきめてしまったのだから、 大きく見ると、一番悪いのは、私だったと思う。
その日、ながいながい会食が終わって、彼が、玄関へ向かった。。。 もう、彼に、とてつもなく嫌気を感じていた私は、 じっとリビングにいた・・・。 母に、「見送りくらい行きなさい」と促されて、しぶしぶ玄関へ向かった。
彼が、手招きで、私を呼んだ。。。
親が、部屋に戻った後、彼が、はじめて私に自分の意思を告げた・・・ 涙ながらに・・・・・
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