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■ 喧嘩の顛末 ②
前回の続き・・・
私が、
「べつに。好きにしたらいいよ。 昨日遅くに電話したことに責任感じてモーニングコールしただけやから。 出たくなかったらでなくていいよ。 夜遅くに電話したことは悪いと思ってる。」
とメールしたあと、 しばらくしたら彼から返事が来ていました。
『わかった。すきにするわ。』
と。
私がこのメールを読んだのは、 仕事が終わってからだったのですが、
このメールを読んだとき、 ホントに心の底から
すきにしろ。もうしらん。
と思いました。
電話に出たくなけりゃ出なかったらいいし、 メールを読みたくないなら読まなかったらいいし、 返事も書かなかったらいいし。
それ以前に、お互いメールをすることなんてほとんどないし。 (だってお互い無精者のO型だから)
すきにしろ。すきにしろ。
そのかわり、私も好きにする。
電話に出たくなかったら出ないし、 電話をかけたくなったら好きなときにかけるし、 電話を拒否したくなったら拒否するし、 待ちたくないと思ったら待たない。
その日の仕事が終わったのは何時だったか・・・ 帰りに梅田に少しだけよって買い物をして帰ってきたので、 部屋に着いたのは10時を回っていたような気がします。
部屋について、お風呂に入って、一呼吸したところで、 私の方から彼に電話をかけました。
いつもだったら、 彼から仕事完了の電話(もしくはメール)があるまで、 私の方からは連絡しないようにしていたのですが、 (だって当たり前だろうけど仕事中だろうし) この日は電話してやりました。
「この電話に出なかったら着信拒否しよう。」
勝手にそんな風に自分の中でルールを作っていました。
出ない電話に電話をかけても意味がないし、 かかってこない人からの電話を待ち続けるのもいやだし。
もう待っているのはうんざり。
彼からの電話を待っているのはうんざり。
しかも、かかってくるかどうかも分からなくなった 彼からの電話を待つのは簡便ならん。
だから着信を拒否してしまおう。
そんな気持ちで彼に電話をかけました。
仕事中だったらもちろん電話に出ないだろうし、 仕事中じゃなかったとしても電話にでるわけがない。
だって朝も電話に出なかったし。
正直に言ってしまうと、 彼からの連絡を拒否する理由が欲しくて彼に電話をしました。
でも、私の予想に反して、彼は電話に出ました。
しかもまだ仕事中だったにもかかわらず。
『もうすぐ仕事終わるから待ってて。』
彼はそういって私の方から電話を切るのを待っていました。
私は彼にかけた電話を切ってから、 どうしようかボーっと考えていました。
というか、着信拒否をする理由がなくなってしまった。
そしてまた彼を待たなくてはいけないのです。
・・・というかね、 彼を待っているのがつらくて、 彼のことを考えているとつらくて、
とにかくこのときは彼のことを考えたくなくて、 そういう全部のことから逃げ出したくて、
だから、彼からの電話を着信拒否したかったのです。
でも、着信拒否するほどの勇気もわいてこなくて、 何か理由がないと拒否することもできなくて、だから、 「彼に勝手に電話をかけて出なかったら拒否する」 という、とてつもなくショウモナイルールを思いつき行動に移したのです。
この彼との電話を切った後、 しばらくどうしようかボーっと考えて、
とりあえず昨日の夜も眠っていないし (この日の夜は電話のこととかもいっぱい考えてしまって眠れませんでした) とりあえず眠ろう!と思って布団に入ってみました。
が、考え事があったやっぱり眠れないみたいでちっとも眠くならない。
それどころか周りが静かになってますます考えてしまう。
・・・よし。ここはひとつアルコールのパワーでも借りるか。
そんな風に思いつき、 お酒を売っているちょっと遠いコンビニまで歩いて買いに行きました。
とにかく、今目の前にある問題から逃げ出したかった。
睡眠に逃げようとして、 アルコールにも逃げようとする。
好きにするといっている割にはかなり弱い私です。
ちなみに私、下戸なんで2~3口で気持ちよーく眠れます。
そんな風にコンビニに買い物に出かけている間に、 彼から携帯に電話がかかってきました。
結局、着信拒否することもできなかった彼からの電話が、 コンビニ店内に響き渡りました。
ちょっとあわててコンビニから出て、 彼からの電話を取りました。
ほら、やっぱり電話取っちゃうんですよ。 いっくら「着信拒否する」って言ってても、 心で決めてても、決めかねていて、 やっぱりかかってきたら取ってしまうのですよ。
彼が朝電話を取らなかったみたいに取らなければ良いのに、 なぜか取ってしまう私。
でも、電話をとっても私から声をかけることはしませんでした。
「もしもし」も「はい」もなにも言いませんでした。
ただ無言で携帯を耳に当てました。
『今、そっちに向かってるんやけど・・・。』
彼はちょっと自信なさげな声でそんな風に話し始めました。
・・・え?今日会うの? つか、今日は会いたくない。
だって好きにするんでしょ?
私まだ別れる心の準備できてないし。
だから今日は会わないほうがいいよ。
このときの私の脳内まっしろな状態を言葉にするとこんな感じ。
「今日は会いたくない。」
「今日は会わないほうが良いような気がする。」
私がそんな風に言っても、
『うん。でも今日は会っといた方がいいと思うし とりあえず今から行くから。』
と、そんな感じで半ば強引。
彼は私のマンションの前のいつもの場所で待っていると言っていました。
・・・こんなことならマンションから出なかったらよかったなぁ・・・。
とにかく、彼からの別れの言葉を聞くくらいなら、 会わないほうがいいと思ってました。
だって、聞きたくないし。 聞きたくないからやっぱ逃げるべきだと。
今、客観的に見ると、 というか、今だから分かるんですが、
好きにしろ。 こっちも好きにするわ。 もうしらん。
などなど、散々なことを言っていますが、
心の底では彼のことが好きで、やっぱり好きで、 別れたくないという気持ちがあるわけなのです。
弱い心を守っていた強がりという甲殻は、 思っていた以上に脆いモノで、 考えれば考えるほど、簡単に剥がれていきました。
とりあえず、 心の準備ができていない今日、彼と会って別れ話はできません。
というかしたくない。
なんというか、このときは1分1秒ごとに考えが変わっていて、 さっきまでは
「別れた方がいい。その方が幸せになれるかも。」
とか思っているけれど、でもまたその次の瞬間は、
「別れたくない。だって彼のこと好きだし・・・」
とか考えていたり。
というか、基本 彼の「好きにする」=「別れる」と勝手に思い込んでいます。
いっぱいいっぱいなのでそんな風にしか考えられていません(汗)
さて、 マンションの前で待っているという彼の目を盗んで、 どうやって自分のマンション内に入ろうか・・・。
いかにして彼と顔をあわさないようにしてマンションに帰ろうか・・・・。
マンションの入り口は1つ。
そこで待ち伏せされてたらいやでも会わなくちゃならない。
会って別れ話するくらいなら今日は会いたくない。
とりあえず気持ちの整理がつくまでは別れたくないし。
うーーーーーーん。
そんなことを考えながらマンションの周りをうろうろしていると、 前から彼が歩いてきていて、彼にあっさり見つかり、 あっさり捕獲されて車に乗り込むことになりました。
ごめんなさい。 眠たくなってきたので次回に続く・・・です。
あと、 いや、もうすっかり仲直りしている話なのであんまり気にせず、 単なる私のバカなヒトリゴトくらいにして読み流してくださいね。
ご心配してくださってメールを下さった方、 お返事が遅くなってます。大変申し訳ないです。
この週末、なんとしてでも喧嘩の顛末を書ききり、 そしてメールのお返事も書きたいと思います。
余談ですが・・・
やっとなのか、 まだなのか・・・。
これからもよろしくダーリンw
読み返さずUPしちゃうので誤字脱字、表現が変とかイロイロあるかもです。 気づきしだい直していきますので<(_ _*)>
2005年07月06日(水)
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