日々の泡

2008年09月20日(土) 夜更かし

 悪癖というか、楽しみでもあるんですけど
ミステリー読むと読み終えるまで何もしたくありません。
長いと、そりゃあ大変なことになります。
夜明かしです。
おまけにシリーズもので長年読み続けていたりすると
もう登場人物たちが親戚とか友だちとかライバルになってしまって
他人事ではなくなってしまって
本当に読み進めるのにひどく消耗するわたしはあほです。
気になるのはヒーローヒロインよか
彼らを支えている味のある脇役の人々
彼らの存在が次のシリーズではどうなっているのか…
心配で寝られません。
読んでいてもハラハラし通しです。
ああ… そんなに彼女を粗末にすると、
次回は敵に回りますよとか
ああ… そのゲイの介護人とむは、本当はライムを愛してるんじゃないだろうかとか…
ああ… あの白いラブラドールはいつまで元気で登場してくれるんだろうか…とか
著者の筆力というのでしょうか、
生きちゃってるんですから…
それぞれのシリーズの、あの人々が。
そんなに入れ込んでるくせに
読み終えるとやって来る
あのミステリー独特の空虚さって何なんでしょうかねえ…
ハア…た・め・い・き…



2008年09月18日(木) ハミングの意味

 とんでもない時に突然ハミングが口から漏れてたじろいだりする。
電車の中とか
歩道とか
まわりに誰かいるかもしれないのに
そういう時は
きっと何かがずれている。
自分と時間
自分と風景
自分と体
そんな危うい時に
ハミングは漏れ出る。
それはアラームのようで
それは呪文のようで
ずれた時間を呼び戻すように
迷子の犬にわたしはここ」と教えるように
何かをとらえようとするように
芯のほうから漏れ出てくるのだ。
わたしの周りを取り巻くいくつかの層
ずれ始めたそれらが
ハミングしながら
ひとつに重なり始める。



2008年09月16日(火) こころ

傷ついて震えてる
よくわかるのに
どうしてやることもできない
あの夕方に
傷を負った
心に闇が開いた
眠っている頬をそっと撫でる
長い日記を書いて
消した…


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茉莉夏 [MAIL]