日々というものがこんなに簡単に過ぎて、そしてちっとも私の中に残らずに通過して行くだけのものだとは思いもしなかった。
恐らく、年齢的なものもあるのだと思うのだけれど。 それでもこんなにも毎日が慌ただしくて、私にとってすごく早くて、全然意識する間もないくらいに早い時期は初めてだ。 怖い。 怖い。
もう9月になる。 9月は多分…今より暇になるはずだ。 そうしたら日々はゆっくり過ぎて行くだろうか。 多分。ちっとも代わりはないだろう。
水無月、文月、葉月。 この三ヶ月が居様に早すぎた。
この調子で過ぎれば、きっと私は何も出来ずに死んでいく。
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