「いつもにこにこ・みけんにしわなし」
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大人も、子供も、なんでもないことで、すぐ、ヘコム。
昨日、通販で買ったコタツ布団が届いた。 小さなユニットバスくらいある大きな箱に入って。 こどもは箱って好き。 今朝から大喜びで、箱を使って遊び始めた。 入って、ふた閉めて、「ボクの部屋!」とモックン。 「ちがうよ!クマちゃんのおふろだよっ!」と、ミー。 マルは「ポッポ~!」とそれぞれにご機嫌。 でも、やっぱりもめる。 箱を車に見立てて、モックンが外側に絵を描きはじめた。 正面にライト、バンパーを、後ろにランプとナンバープレートを描いたとき、 横にミーが、アンパンマンを描いてるのを発見! 「あー!描いたらアカン!!」 「だって、バスやもん。」保育園バスのつもりだ。 「ちがう!パジェロ!」ふむ。パジェロか。なるほど、正面に三菱マークが描いてある。 「バース!」 「パジェロ!」 どっちも譲らない。あっ。 「マル!描いたらメッ!」ちゃっかり、マルもクレヨンで参戦。 こういうときにへこむのは長男のモックンである。 やさしい子で、妹達を殴ったりはしないのは、親としてありがたいけど、 そこは、怒っていいのよ、っていうとこで、いつも自分でがまんして、へこんでしまう。 涙をいっっぱい目にためて、「アカンてゆーてるのに・・・。」 「だって・・。」ミーは、アンパンマンの横にメロンパンナも描き始めた。 「おかーちゃん!ミーが、僕のパジェロをむちゃくちゃにしてきた~!」 困ったなぁ。箱はひとつだ。どうしよう。 「みんなが、この箱で、遊びたいんだから、みんなでちょっとずつがまんしようよ。 モックンは前と後ろを描いたんだから、横は、ミーに好きな模様描かせてあげようよ。」 「いやっ!だって、あんなへたくそなアンパンマンなんか・・・。」 「へたくそちゃうわっ!」(いや、言われなければそうとは見えませんよお嬢さん。) モックンはへこみつづけて、ヘソを曲げる。 今日は、楽しみにしてたイモ掘りなのに、このままへこんだ気持ちで行かせたくないなぁ。
実は、今日は、母もへこんでいた。 自分のわがままさ加減に嫌気が差して自己嫌悪。朝ご飯も食べられないくらいのへこみよう。
「モックン。今日はな、おかーちゃんも元気ないねん。」 「それでっ?」(逆ギレ) 「でもなー、元気なくて、いつまでもぐずぐずして、ぐずぐずしてる自分が嫌になれへん?」「・・・・・・。」(まだ怒ってる) 「おかーちゃんは、いややねん。ヤダなぁ、ヤダなぁってそればっかり考えてるとな、どんどん、ヤなことばっかりになって、悲しくなるねん。」 「うん。」(ちょっとのってきた。) 「で、な?おかーちゃんはそういうの嫌やなぁって思うとな、ちょっとガンバろって思うねん。 ちょっとがんばって元気だそって思うねん。 ちょっとがんばって、お掃除したり、 ちょっとがんばって、お洗濯干したり、 ちょっとがんばって、自転車乗って、遠くまでお散歩してみたり、すんねん。 そうするとな、ちょっと出た元気が、だんだんふくらんでいって、いつもの元気になるねん。」 「ちょっとでも?」 「うん。はじめはちょっとでも。ふくらむねん。」 「ぷーって?おもちみたいに?」(やっと笑った。) 「うん。そしたらな、今までヤやなぁって思ってたこともな、あ、こうすれば楽しいことになるヤン!て気がついたりするねん。 たとえばな、ほら、ミーの描いたアンパンマンとこ、ひとつずつ窓の枠で囲ったら、」 「!パジェロにアンパンマンが乗ってる!」 「な?ヤな気持ちのままでおったら、ヤな事しか思いうかばへんの。だから、ちょっと元気だし。きっといいこと思いつくから。」
自分に言ってるよなぁ。 からげんきも元気。 がんばれ、モックン。がんばれ私。
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