にしうらーぜ!なんでしょうか。 原作に理由、書いてあるかもしれないけど…わかんない。 おおふり、変わった擬音とか呼び方とか多くて、たまにそれがひっかかります。 「マネジ」とか。(=マネージャー) 普通は「マネ」だと思うんだけどなぁ。 アベミハサイトのブックマークが増えてきたところで、 わたしがおおふりにハマった理由を冷静に(一部)分析。 阿部がちょっとだけ、わたしに似てるんですよね。 わたしはあんなにレベル高くないし、似てると言うにも口がはばかれますが。 ※以下四巻ネタバレになります。 榛名と阿部の過去話を、三橋と栄口が聞き出したシーンがあります。 阿部自身は気づいていないかもしれないけど、阿部は榛名が大好きだった。 で、自分や他のメンバーが努力したぶん、榛名にも気持ちを返してほしかった。榛名が大好きだったから。まだ阿部は中学生で、当時の榛名にうまくその気持ちを伝える方法は分からなかっただろうけど、思いだけは人一倍大きかったんだと思う。 でも、伝わらなかった。榛名は阿部の気持ちに応えてくれなかった。阿部はそれがすごく悲しくて、むなしくて、榛名を「最低」と思うしか自分を守る方法がなかったんだろう。 これ、ほんとはすごく難しい問題だったりする。 わたしも大学のサークルで阿部と似たような思いを経験したことがあった。 頑張ってる人って、相手にも同じレベルを求めてしまう。 「自分が頑張ってるんだから、お前も頑張れよ」って。 でも相手方にしてみたら、「そんな気張るほどのことかよ」程度の問題かもしれない、「迷惑」かもしれない。 もちろん、だからといって努力してる人を傷つけたり、貶めたりするようなことは決してしちゃいけない。だけど、努力する側だって、そうじゃない側への配慮は必要だと思うのだ。 わたしはこのときの配慮が足らず、大切なものをたくさん失った。 「頑張ってほしい」と思うなら、「頑張りたくない」と思う人を理解し、 うまく折り合いをつける方法を考えなければならなかったのはわたしの方だった。 だけどわたしは、高校を卒業していい歳だっていうのに、周りに自分を理解してほしくて、してもらえなくて、悲しくてイライラして、当り散らした。 「みんなのために頑張ってるのに」 この言葉を言っていいのは、努力してる本人じゃなくて、本人が応えてもらいたいと思っている「相手方」。つまり、阿部にとっての榛名だったり三橋だったりなのだ。 「阿部君が頑張ってるんだから、オレも頑張ろう」そう思ってもらえなければ、たとえどれだけ努力しても、その頑張りは気持ちの押し付けにしか過ぎない。 高校で自分と同じだけ気持ちを返してくれる相手が見つかったのは、阿部にとって本当に幸運だったと思う。わたしは見つけられなかった。それはわたしが未熟で、人の気持ちを理解しようという配慮に欠けていたからかもしれない。 現在進行形で野球を続けている阿部には、三橋以外にもそんな「相手」を見つけるチャンスが残されている。マンガも続いている。だから、わたしは『おおふり』から目を離せないんだろう。 |