+--- Cinema Memo ---+


■ ALMOST FAMOUS<あの頃ペニー・レインと><☆☆☆☆☆> 2002年01月01日(火)
ウィリアムは弁護士を目指す優等生の15歳。厳格な母に反抗する姉の影響からロック・ミュージックと出会い、人生が一変してしまう。伝説的なライターのレスターに気に入られ、ついにはローリングストーン誌の編集者の目にとまり、ブレイク寸前のロックバンドのツアーに同行取材することに。そこでウィリアムは、グルーピーのリーダー的存在、ペニー・レインと出会うのだった。

監督----キャメロン・クロウ 出演-----ケイト・ハドソン パトリック・フュジット

音楽☆☆☆☆ ストーリー☆☆☆☆☆ 映像・演出☆☆☆ 俳優☆☆☆☆ 総合評 ☆☆☆☆☆

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ストーリー---監督の自伝的作品なのですが、とにかく脚本がものすごく良くて、すべての人物に共感できつつ、人生や運命がもたらす良い面、悪い面が自然に受け入れられるという感じ。少年の目を通しているにも関わらず、大人の辛さもしっかり伝わってくるんです。もちろんウィリアムとペニーの切ない関係も良くってねえ……私がこの時代の音楽好きだということもあるんでしょうが、久々に胸震える名作に出会ったという感じです。

キャスト---初心な少年、ウィリアム役の名演技がなければここまで純粋な印象にはならなかったような気がします。頭は良いのに生き方は不器用な少年が、青年に成長していく姿がもううるうるです。ケイト・ハドソンも美少女というだけでなく、その裏の哀しさなんかも上手に表現していて素敵でしたね〜。

私見---少年が親離れし、世間や人間関係を学んでいく姿や、一途な恋に落ちてしまうところなど、本当に清々しいというか、目頭が熱くなってしまったなあ。ケイトはお母さんのゴールディ・ホーンとは違った魅力があって、すごくいい。こりゃークリス・ロビンソンも恋に落ちるわ、と思ったっす。

http://www.spe.co.jp/movie/almostfamous/



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Written by S.A. 
映画好きへの100の質問



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