2003年05月26日(月) |
ついでだから、ブライト艦長。 |
昨日のSEEDネタで1stガンダムに触れた途端、妙なスイッチが入ってしまいました。 富野ガンダム歴代キャラの中でブライト・ノア艦長が一番好きであります。(笑)
彼ははじめ十九歳という少年期を終えて、青年期に入ったばかりの士官候補生として、ロボット・アニメに登場しました。
“ニュータイプ”とは何ぞや?という争議の最中、淡々とその事実を受け入れ、オールド・タイプである自分の位置をしっかりと自覚して、やはり淡々と自分の果すべき、仕事を果たしつづけた彼は、『逆襲のシャア』の中で、父として、多くの兵士達の命を預かる士官として登場します。
この青年期の入り口から、壮年期に至るまでの彼の『成長』は、アニメ至上初の「ストーリー」じゃないかと思ってます。
主役の少年が数年で成長する話ならいくらでもあります。 実際、時間の経過の中にいる、主役のアムロもシャアもそれなりに年を重ねてはいるのですが、アムロは伝説のニュータイプとして、シャアはジオン・ダイクンの忘れ形見として、偶像に祭り上げられ、ボロボロになって登場する彼らの傍らで、ナゼかブライト艦長だけが、生き生きと自分の足元をしっかりと踏みしめるように、生きているように見え、本当にカッコいいと思うのです。
詰まる所、「艦」ってのは、艦長の生き様が反映するんだって事をリアリティをもって描く事の出きるキャラだったんですよね。 AAだってブライト艦長指揮すればもうちょっと、統制とれてたんだろうに…。 そういう意味では、SEEDもリアリティあるのか……。 でも、なんて魅力のない『リアル』さなんだろう……。(苦笑。)
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