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■ 桜散り 小さき命天に消え 春の嵐は吹きすぎてゆく
チャチャコ、永眠 4月9日 午前8時過ぎ
今日、火葬しました
もういないはずの茶々の姿を、ふと猫こたつの掛け布団に幻視したりしています。
我が家の歴代の女の仔は、すばしこくスラリと美しいハチワレのあみっち、尊大でゴージャスなサビ柄のジュリナ、山猫のような風貌なのに愛嬌のあるキジのきららと個性豊かでしたが、例に漏れず、チャチャコも自己主張がはっきりした気性なのに甘えた、というなかなか個性的なチャトラ猫でした。
チャチャコの保護主で、自身の闘病故に私にチャチャコを託した友人曰く「最初の発情期で妊娠したヤンママ」
野良時代に友人を選んで擦り寄っていき、ちゃっかり安全な出産場所を確保した逞しさは、最後まで残っていたのかもしれません。 家で皮下点滴ができたのも茶々の胆力ゆえですし、最後の数日、発作を起こして意識朦朧としているのに、口元にフードの入ったシリンジを近づけると食いついたのも、茶々の生きようとする力の強さゆえでしょう。獣医さんも感嘆したほどです。
だから、もっとずっと生きていてほしかった、寝たきりでもなんでも、ご飯も下の世話も全部するから、もっと生きてほしかった……。
でも、茶々は逝ってしまいました。
ここまでもったのが奇跡のようでしたから、これ以上の贅沢は望むまい、と思っています。
2018年04月10日(火)
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